歴史

ヒトラーとパーキンソン病

少し前に「ヒトラーは“ジャンキー”?」というBSドキュメンタリーがあり、興味深かったので、購入した本。 ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足―神経内科からみた20世紀 (中公新書)作者: 小長谷正明出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1999/05/01メディア: 新書…

近世庶民教育における手習いの目的

服部 誠一 近世庶民教育における手習いの目的、学習の順序・教材、習字用の筆 埼玉大学紀要 教育学部編 (6), 39-54, 1957-00-00 少し昔の論文から。奥貫友山という名主が隠居後に残した文章に手習いついて書かれたものがある。奥貫という人物は現在の旧埼玉…

近世の労働と教育の概観

中野 育男 近世職業教育訓練の系譜 専修商学論集 (89), 127-141, 2009-07-00 この論文はレビューに近い形式。興味があるところだけをピックアップしてみた。18世紀末ころからの江戸の人口を支えた、年季奉公について。 江戸の人口は100 万人を越えていたが,…

幕末期京都の人口構造

浜野 潔 幕末期京都の人口構造とライフコース 關西大學經済論集 56(4), 383-402, 2007-03-00 この論文では幕末京都(1959年まで)の出生率を推定するという趣旨のものである。その際に使用されているのはchild-womanratioという指標である。 京都のように移動…

学制の発布による小学校の設立

梅村 佳代 近世後期〜明治初期、但馬地域の教育の歴史的考察--出石藩の藩校から「学制」期の小学校創設までを対象として 奈良教育大学紀要 人文・社会科学 56(1), 1-12, 2007-10-00 まずは、民衆の手習による社会的な変化から。 民衆が文字を獲得し、そのこ…

寺子屋の振興政策

享保期の寺子屋の話。寺子屋の師匠は特別扱いをされていたこと、奨励賞のようなものが出されていたようだ。民衆の力で手習が広まったのは事実だが、それを奨励する政策もささやかながら行われていた。寺子屋師匠には帯刀が許されていたという。 享保六年(一…

商業地への労働力を供給していた寺子屋

梅村 佳代「寛政期寺子屋の一事例的研究 伊勢国「寿硯堂」を中心として」 日本教育学会大會研究発表要項 44, 6, 1985-09-05 松坂周辺農村飯高群本村「寺硯堂」の研究。この寺子屋は寛政4年(1792年)と文政5年(1822年)まで存在し、643名の寺子を輩出している…

近世の就学率ばらつき

石山 秀和 江戸近郊農村にみる手習塾の門人と教育内容(平成 12 年度定例会発表要旨) 立正大学人文科学研究所年報 38, 95, 2001 旧下総国葛鋳郡藤原新田(現千葉県船橋市藤原)に開設された安川舎と称する手習塾について。文久4年(1863年)の宗門帳の調査から。…

奉公人の給金の男女格差

近世の関東畑作農村における雇傭労働の変質過程 : 武州平山村・斎藤家の年季・日雇奉公人を中心に 青木 美智子 社會經濟史學 51(4), 455-489, 584-585, 1986 武州平山村・斎藤家の年季・日雇奉公人の給金について年代別にその特徴をあげた論文。 もちろん、…

近世における奉公の変化

近世、江戸時代には移動の自由がなかったということはしばしば聞く(そのように書いている教科書もある)が、実際には移動の自由があった。本音と建て前の文化が移動の際にも使われ、奉公という形(一時期土地を離れる)をとる。そのまま生まれた場所に戻ってこ…

江戸時代の識字率

江戸の教育力 近代日本の知的基盤作者: 大石学,東京学芸大学出版会編集委員会,(表紙デザイン)正木賢一出版社/メーカー: 東京学芸大学出版会発売日: 2007/03/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る ここから識…

田中優子『芸者と遊び』

芸者と遊び―日本的サロン文化の盛衰 (学研新書)作者: 田中優子出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2007/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る 昨日『さくらん』を観た勢いで読んだ本。「芸」と「性」の関係性の考察が…