社会学

表層研究における検定の必要性--全数調査に検定は必要か

もう1ヶ月以上前になってしまうけども(←書くならもっと早く書け)、札幌学院大学で日本社会学会の一般報告で質問をしたのだが、質問がすこし言葉足らずだった気がしたので、少し補足をしようと思う。 いろいろな部会で質問をしたのだけど、補足をするのは下…

家族を超える社会学

家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて作者: 牟田和恵出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2009/12/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (9件) を見る 少しだけ書かせて頂いています。 家族を超える社会学 目次 序 家族のオル…

ロストジェネレーションは計量的に支持されない

ロストジェネレーションというのは1973〜1982年生まれの世代のことを指す*1。景気の悪かった、いわゆる「失われた十年」に就職をしなければならなかった世代である。彼らは不景気により、正規雇用を得ることができず、割を食ったということである。2005年に…

鈴木謙介『サブカル・ニッポンの新自由主義』の仮説を量的実証するためのメモ書き

サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む (ちくま新書)作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/10メディア: 新書購入: 11人 クリック: 185回この商品を含むブログ (99件) を見る このエントリでは『サブカル・ニッポンの新…

吉川徹『大卒と非大卒で二分する日本 格差の正体は「学差」にある』

吉川徹『大卒と非大卒で二分する日本 格差の正体は「学差」にある』 http://www.gakuryoku.gakken.co.jp/pdf/articles/2009/10/p2-5.pdf ネットで読めるようなので記事紹介まで。 大阪大学の吉川徹准教授は、今の格差社会の主成分は学歴だと主張する。そして…

面白い話が聞きたいならば、難波花月にでも行けばよい

若年非正規雇用の社会学‐階層・ジェンダー・グローバル化 (大阪大学新世紀レクチャー)作者: 太郎丸博出版社/メーカー: 大阪大学出版会発売日: 2009/06/04メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 36回この商品を含むブログ (12件) を見る 太郎…

太郎丸博『若年非正規雇用の社会学』

若年非正規雇用の社会学‐階層・ジェンダー・グローバル化 (大阪大学新世紀レクチャー)作者: 太郎丸博出版社/メーカー: 大阪大学出版会発売日: 2009/06/04メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 36回この商品を含むブログ (12件) を見る デタ━━…

マイヤー論文

歴史学の方法 (講談社学術文庫)作者: Max Weber,マックスヴェーバー,祇園寺則夫,祇園寺信彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/03メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 明日の読書会の本。やはりヴェーバーは何度も読み返さなき…

羽入辰郎『マックス・ヴェーバーの哀しみ』

マックス・ヴェーバーの哀しみ―一生を母親に貪り喰われた男 (PHP新書)作者: 羽入辰郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2007/11メディア: 新書購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (18件) を見る ヴェーバーの精神疾患はその意味では正しいのであ…

サブ政治

篠原一の『市民の政治学―討議デモクラシーとは何か』(ISBN:4004308720)を読んでいて「サブ政治」の解説部分が簡潔で分かり易かったのでメモ。「サブ政治」という用語はベックの『危険社会』(ISBN:4588006096)でも後半に頻出している。 しかし、社会国家とい…

保険統計的な記述

池田清彦『環境問題のウソ (ちくまプリマー新書)』のアマゾンのカスタマ・レビューを読んでいると興味深い記述があった。ちなみに、この本は地球温暖化やダイオキシンなどの環境問題への批判をした本である。 でたらめが書かれている, 2006/3/6 By kbzkbrmj2…

ウルリッヒ・ベック『危険社会』

危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)作者: ウルリヒベック,Ulrich Beck,東廉,伊藤美登里出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1998/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 97回この商品を含むブログ (85件) を見る 読書会関係で読む。 こ…

学問バトン

id:seijotcpさんから回ってきた学問バトンです。 もともとはこちら→http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070716/p1 7月16日のエントリなので1ヶ月ほど放置(;´Д`) すんません・・・・> chikiさん ともかく、書きました! あなたの専門・専攻・得意教科…

中村牧子「歴史的視点からみる近代化・流動化・平等化」

流動化と社会格差 (講座・社会変動)作者: 原純輔出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2002/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る この本から中村牧子氏のコラム(54-8ページ)より。近世における移動について述べられている。(参照:http:…

スティグリッツ「世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す」

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す作者: ジョセフ・E.スティグリッツ,Joseph E. Stiglitz,楡井浩一出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/11メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 73回この商品を含むブログ (54件) を見る 読書会関係で読む。 関…

不登校研究会の告知

テキスト:保坂亨『学校を欠席する子どもたち』 日時:8月30日(木) 15時〜 場所:京都大学文学部 学校を欠席する子どもたち―長期欠席・不登校から学校教育を考える作者: 保坂亨出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2000/09メディア: 単行本 クリ…

逸脱論研究会のお知らせ

テキスト:マッツァ『漂流する少年―現代の少年非行論』 日時:7月19日(木) 15時〜 場所:大阪大学人間科学研究科(吹田キャンパス) 目的:逸脱論の日本語・英語文献を交互に読んでいく会。ご興味を持たれた方がいらっしゃればメールにてご一報ください…

不登校研究会の告知

テキスト:森田洋司『「不登校」現象の社会学』 日時:7月5日(木) 午後 場所:大阪大学人間科学研究科(吹田キャンパス) 「不登校」現象の社会学作者: 森田洋司出版社/メーカー: 学文社発売日: 1997/10/01メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を…

逸脱論研究会のお知らせ

テキスト:見田宗介『現代日本の精神構造』 日時:6月25日(月) 15時〜 場所:大阪大学人間科学研究科(吹田キャンパス) 目的:逸脱論の日本語・英語文献を交互に読んでいく会。ご興味を持たれた方がいらっしゃればメールにてご一報ください。 現代日本…

「研究者図鑑」太郎丸博氏インタビュー

「研究者図鑑」(http://inter-web.jp/video/)に太郎丸先生の動画インタビューが掲載されたようです。 Vol.153 大阪大学大学院人間科学研究科 准教授 太郎丸博さん http://inter-web.jp/video/contents/2007/05/vol153.html 話の内容はこちらに詳しい。 フ…

逸脱論研究会のお知らせ

テキスト:ジョック・ヤング『排除型社会』 日時:5月10日(木) 15時〜 場所:大阪大学人間科学研究科(吹田キャンパス) 目的:逸脱論の日本語・英語文献を交互に読んでいく会。ご興味を持たれた方がいらっしゃればメールにてご一報ください。 排除型社…

ライブ講義M-GTA 実践的質的研究法

ライブ講義M-GTA 実践的質的研究法 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチのすべて作者: 木下康仁出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2007/04/16メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る 出たそうです。 最新の成果を…

ウィルコクソンの符号付順位和検定

サンプルが正規分布ではなかったのでお勉強。社会学ではノン・パラメトリックな手法はあまり使わない。ノン・パラメトリックな手法が適している+対応のあるサンプルでの比較だったので、ウィルコクソンの符号付順位和検定が妥当とのことだった。 ウィルコク…

逸脱論研究会のお知らせ

テキスト:ジョック・ヤング『排除型社会』 日時:4月26日(木) 場所:大阪大学人間科学研究科(吹田キャンパス) 目的:逸脱論の日本語・英語文献を交互に読んでいく会。ご興味を持たれた方がいらっしゃればメールにてご一報ください。 排除型社会―後期近…

アメリカ大都市の死と生

アメリカ大都市の死と生 (SD選書 118)作者: ジェーン・ジェコブス,黒川紀章出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1977/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (30件) を見る Lifeの「東京」の会で「素晴らしい本だ」という評価であ…

逸脱論研究会のお知らせ

テキスト:フーコー『異常者たち―コレージュ・ド・フランス講義1974‐1975年度』 日時:3月29日(木) 13:00〜 場所:大阪大学人間科学研究科(吹田キャンパス) 目的:逸脱論の日本語・英語文献を交互に読んでいく会。ご興味を持たれた方がいらっしゃればメー…

なんばパークス第2期

読書会の余波で、なんばパークスについてエントリ。 なんばパークスの第2期分が4月19日にオープンする。 新店舗は松竹系のシネコン(大阪市内最大)、トイザらス、旭屋書店、高島屋の専門店街が入る。新規店舗の顔ぶれは郊外型のショッピングセンターであ…

鍛冶屋の息子は鍛冶屋

まぼろしの郊外―成熟社会を生きる若者たちの行方 (朝日文庫)作者: 宮台真司出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2000/02メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (39件) を見る 社会学的フィールドワークのこうした特異性は何に由来する…

ルーマン的リスクとギデンズ的リスク

近代とはいかなる時代か? ─モダニティの帰結─作者: アンソニー・ギデンズ,松尾精文、小幡正敏出版社/メーカー: 而立書房発売日: 1993/12/25メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 69回この商品を含むブログ (37件) を見る ルーマンのリスク論へのギデンズによ…

モダニティと自己アイデンティティ

モダニティと自己アイデンティティ―後期近代における自己と社会作者: アンソニー・ギデンズ,秋吉美都,安藤太郎,筒井淳也出版社/メーカー: ハーベスト社発売日: 2005/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 109回この商品を含むブログ (42件) を見る 読書会…