井出草平の研究ノート

専門性


現在、専門性についてのインタビューをまとめてるのでメモ。

最近は摂食障害の情報がいき渡ってきたためか、過食になるのが怖くて拒食から抜け出せず、拒食の回復が遅れるケースもよく見られるようになってきました。〝過食恐怖″ともいえるでしょう。しかし、拒食が必ずしも過食になるとは限りません。摂食障害の専門家がついていればこの問題を乗り切れますから、治療者を信頼して任せるのがいいでしょう。
(生野照子・新野三四子『拒食症・過食症とは―その背景と治療法 専門家・家族・本人の協力で克服へ』90頁)

過食期にはむちゃ食いの他に嘔吐や下剤・利尿剤・浣腸の乱用など、多くの難解な問題が出てきます。こうした行動の治療は専門家でさえ非常に難しいのです。ご家族だけでなんとか解決しようとすることは、それ以上に困難です。ですから、過食の対応には専門家のアドバイスを取り入れながら進めてください。
(生野照子・新野三四子『拒食症・過食症とは―その背景と治療法 専門家・家族・本人の協力で克服へ』115頁)


誰にも相談せずに家族で抱え込むことは非常にマズい。とはいえ摂食障害の専門家っていうのは誰を指すのだろうか。