斎藤学「子どもの過食・拒食と家族の問題――精神医学の視点から」

斎藤学,
「子どもの過食・拒食と家族の問題――精神医学の視点から」
(特集 摂食障害(1)アプローチと治療)
『食の科学』(農政調査委員会,光琳) 3062003.8 p10〜14

摂食障害者を抱える家族の類型


1.完全家族
一見穏やかで安定した家族であり、その家族の内包する問題を外部から推測することは難しい。父親の多くは医師などの専門職や大企業の管理職についており、父母双方の家系とも所謂エリートが多い。同胞も高学歴で、家族を持っている場合には安定した暮らしをしているのが普通である。患者自信も真面目で凡帳面な勉強少女である(あった)ことが多い。


2.過保護家族
母・娘密着が更に明瞭に見られるのは過保護家族で、この場合、母親は患者の自立への能力をまったく無視している。この種の母親は、彼女自身、幼・少女期に性的、身体的、情緒的虐待やネグレクトを受けており、娘が世間(家族外の世界)でそのような状況にさらされることを恐れている場合が多い。


3.無秩序家族
典型的には父親ないし母親、あるいは両親ともにアルコール依存症を呈している家族である。アルコール問題の代わりに片親の精神障害うつ病ないし統合失調症)、家出・失踪、不倫の持続などが見られる場合もある。


家族の類型3つ。妥当かどうか判断つかない。