井出草平の研究ノート

報道特捜プロジェクト ニート特集


http://www.youtube.com/watch?v=OqzItpNiVCk
http://www.youtube.com/watch?v=iHPcRqlWtNY
http://www.youtube.com/watch?v=DvrPhM0yfUI


鈴木さん(仮名)として出演されたid:rahorahoさん自らYou Tubeにアップされている。藤吉久美子(女優)・河上和雄(元東京地検特捜部長) ・井田由美アナウンサーらが必死の説得をするが効果がない。説得に使われた言葉は「人間として世のため人のために働こうという気持ちはないの?」(河上)というようなものだったが、これで説得はできないだろう。


「世のため人のため」に働いている人はそんなに多いのだろうか。多くの人は自分の生活のために働いているはずだ。ならば、鈴木さん(仮名)のように働かなくても生活できるならば、働く必要はないということになる。


働かなくて生きていける人を捕まえて「働け」というのもおかしいと言えばおかしい。自己責任なのだろうから、鈴木さん(仮名)が働かない生活をしていても、無視をしていればいいはずだ。しかし、当然の如く説得が試みられる。


しかし、その説得の言葉として使われるものは「世のため人のため」というようなもの。そんなことを理由に就労はなされている訳ではないのに。


働く理由などは本来は何も無くて、働らくものだとされているから働くに過ぎないのだ。根拠を問えば、すぐに根拠など無いことがバレる。社会というものは、そういうもので動いているのだ。