アメリカの親たちが学校に求めること

What Do Columbus Parents Think of Their Schools and School District?
http://www.kidsohio.org/LibraryReadSummary.asp?ID=49

アメリカの親たちが学校に求めることとは何か?ということを問うたアンケート調査。対象はオハイオ州コロンバス学区の親たちである。


アメリカでは高階層は私立校に行き、低階層は公立校に行くという傾向がある。公立校の教育レベルも私立校に比べると低く、公立校からの離脱したいが金銭的に余裕がないので我が子を公立校に通わさざるを得ないというのが、がひとつの問題になっている。


調査によると、63%の親は来年も公立校に引き続き子供を通わせる予定だが、8人に1人の親は公立校への通学を止めさす予定である。具体的なデータは引き続きの通学予定が63%、未決定20%、離脱11%、卒業予定5%である。


公立校離脱の規定要因であるが、人種・収入・教育レベル・居住地域には関係がなかったようである。
また、公立校離脱の理由として最も良くあがったのは、学校の秩序と安全性の問題だった。このあたりは、やはりアメリカの公立校という感じがする。


さて、公立校を離れてどの学校に行くのかということだっだか、学校の秩序と安全性を問題だと考えている親は私立校と教区校を考えおり、子供一人一人への教育を考えている親はチャータースクールを候補にしているという。


また調査では、学校改革について親たちに質問している。割合は支持率である。

  1. 無能力教師の解雇/配置換え……84%
  2. ソーシャルサービスや健康管理サービスを学校で提供……81%
  3. 子供の学校での生活を親に伝えること……78%
  4. 教師を指導する立場の教師への給料増額……70%
  5. 教室に監視カメラを設置……69%
  6. 制服の着用……69%*
  7. オンライン授業の提供……51
  8. 学期の延長……40%*
  9. 男子校・女子校の提供……31%*

*はアフリカン・アメリカン(黒人)が有意に高かった質問項目

5.親の側から教室に監視カメラを置く提案が支持されるのはとても興味深い
6.アメリカでは「制服」が支持される傾向にある
7.アメリカでは、オンラインでの授業提供が盛んである。オンラインだけの学校も存在する。主な使用目的は取り損ねた単位の取得などである。「科目等履修生」の感覚に近い。他の理由としては、田舎過ぎて学校に行けないというものや不登校対策として使われている。
8.近年一段と盛んになっている学力問題の影響であると思われる
9.男子校・女子校(single-gender[sex] school)もやはり支持される傾向にある。日本は共学化が進んでいるので、アメリカと日本の傾向は逆である。