井出草平の研究ノート

両親殺し長男焼身自殺か? 


「ひきこもり」の心中事件がまた起こった。社会参加の失敗が原因のようだ。親子が殺し合ったのは今年に入ってこの事件を含めて7件。6件は親殺し、1件は子殺しであり、そのうち殺害後自殺(心中)は3件、心中未遂が1件である(後述)。

東京都杉並区の海洋学者河井智康さん(70)宅で河井さんと妻の由美子さん(65)ら3人の遺体が見つかった事件で、警視庁杉並署は31日、身元不明だった焼死体について、長男の正宏容疑者(33)と確認した。


親子仲が急速に悪化し、正宏容疑者は引きこもりがちになったという。
最近は、由美子さんも、近所の人に「息子の就職がたいへん」などと漏らすまでになっていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060531i107.htm

正宏容疑者は定職に就かずに引きこもりがちだったことを河井さんからたびたび叱責(しっせき)されていたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000022-san-soci


新聞記事


「ひきこもり」親子間の殺傷事件(2006年度)

また親子間ではないが、名古屋の支援施設「アイ・メンタルスクール」でもひきこもり当事者が死亡した事件があった(参照参照)。