井出草平の研究ノート

ひきこもり・医療化・障害理論


チャット大会「ひきこもり・医療化・障害理論」
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20060602/p1



先日、「ひきこもり・医療化・障害理論」というテーマでチャット大会を開催。ログをchikiさんが公開されてます。


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参加者は上山和樹id:ueyamakzk)さん、macska(id:macska)さん、chiki(id:seijotcp)さん、私(id:iDES)の4人です。アイ・メンタルスクールの事件を受けて、「ひきこもり」の医療化について語っています。チャットを行ったのは2件続いた心中事件の前だったので、この件についてはふれていません。


このチャットの内容についてmacskaさんが『バックラッシュ!』のブログで取り上げられています。

 昨日別のところに掲載されたばかりの座談会でも言ったことだけれど、わたしは摂食障害をただ単に「美しさの神話」に囚われた状態だとは思っていない。もちろん摂食障害にもいろいろなパターンがあるはずだけれど、最も大きな要因は拒食したり食べた物を吐き出したりして得られる「自己コントロール感」だと思う。世の中に自分の思い通りにコントロールできるものを多く持たない若い女性のあいだで摂食障害が多いのは当然だと思う。
http://d.hatena.ne.jp/Backlash/20060602/p1


男の子は大統領を頂点とした文化的目標を掲げる社会で戦っていかなければならない。女の子は戦いに参加することが許されていない。戦うのもツライが、戦えないのもツライ。このあたりが難しいところ。