井出草平の研究ノート

竹林直紀


竹林直紀

1957年生まれ。
日本心身医学会認定医
日本バイオフィードバック学会認定技能師

関西医科大学心療内科学講座非常勤講師
日本統合医療学会評議員
日本ホリスティック医学協会常任理事
日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)実行委員・評議員
日本プロフェッショナルアロマセラピスト協会理事
日本ホリスティックレイキ協会理事
http://www.natural-clinic.jp/incyo.html

人の健康だけでなく、地球環境や大宇宙とのつながりをも意識した「まるごとの医療」を行うことが、また、それぞれの「人生の物語り」を納得できる意味あるストーリーとして新しく作っていくお手伝いをすることが、私にとっての『ホリスティック医療』なのかなと最近考えております。

竹林先生が、当協会の理事としてメンバーに加わって下さることになりました。何と力強いことでしょうか。JHRAの新しい展望が開けてくるのは間違いありません。

2005年5月に、ホリスティックアロマケアを提供する場として、アロマケアルーム、「Natural Flora」はOPENした。隣は、竹林直紀院長率いるナチュラ心療内科クリニック。ホリスティック医学協会の関西支部を立ち上げた先生で、穏やかな雰囲気。何を話しても、何でも受け止めてくれそう

治療効果のみをEBMの対象とするのではなく、患者の「満足度」といった極めて個別性の高い主観的な要因も評価指標となってくる。

説明のつかない不思議な現象があった場合、まずそれをきちんと科学的手法で評価検討し、それからインチキかどうか議論をする土壌が無いのは何故だろう。

エビデンスがあれば誰も文句は言わないと思う。

実際に疾痛閾値を数字で表すことはできないが、幼いころ、ケガをしたときに母親から「イタイのイタイの飛んでいけ!」とやってもらったら、不思議と痛みが和らいだ経験がある人も多いだろう。母親の行為によって安心し、疹痛閾値が上がり、痛みを感じにくい心になったためだ。
この疹痛閾値を上げるための一つの手段が、びわ温灸(果物のびわの葉のエキスを使った温灸)だ。

実際に数値で表すことができないならエビデンスにならない。「痛みを感じにくい心になる」のであれば、びわ温灸などせずに、母親に「イタイのイタイの飛んでいけ!」とやってもらってもらってもいいのではないかと思うのだが。やっぱり、そうもいかないのか。

竹林先生は、統合医療ホリスティック医療のパイオニアです。関西医大では臨床と研究、さらに、学生に教育を。理事を務められているホリスティックケア総合学院では医療現場で役立つアロマセラピストやリフレクソロジストの養成に力を入れられていらっしゃいます。

関西医科大学では統合医療のモデルを作るため、2年前から統合医療プロジェクトを発足させたと紹介した。同プロジェクトでは西洋医療と代替医療をいかに組み合わせるかを、教育・研究・臨床の3方面から取り組んでいる。

関西医科大学代替医療に積極的だ。

講習会(1) 9:55〜10:55
『補完代替医療(Complementary & Alternative Medicine: CAM) 〜Mind-Body Medicineとしての心身医学〜』
講師:竹林 直紀 先生(関西医科大学 心療内科学講座)

参考:バイオフィードバックとは?

竹林医師は、香りやオイルマッサージで心をリラックスさせるアロマテラピー、心電図や脳波などを計測して画像で見ながら、深呼吸などで心を落ち着かせ、体調を意識的に制御できるようにする「バイオフィードバック」などの補完代替医療を取り入れている。

ホリスティックというのはターミナルケアで出てくるものだと記憶してるのだが、他の医療でも使うのだろうか?

参考:NPO法人日本ホリスティック医学協会のML