辻井正次「アスペルガー症候群の理解と地域支援のあり方」

辻井正次
「アスペルガー症候群の理解と地域支援のあり方」
『月刊保団連』 42〜48,2006/5.

ちなみに、近年の知見では、被虐待児の57%に発達障害があるなど、子どもの育てにくさの背景に発達障害の問題が存在していることが明らかになっている。このデータでは、約25%がアスペルガー症候群などの高機能広汎性発達障害であった。


出所はかかれておらず。論文を読み進めるとどこかで発見できるだろう。おそらく。

発達障害というのは、一般的なイメージのなかでの「障害」という青葉と実際がかなりの異なりがある。ここでの障害はdisorderだから,つまりorderに乱れがあるということで、発達の道筋が他の多くの人たち(定型発達と呼ぶ)と,発達の道筋に特徴的な遠いが出るというものである。


「障害」という言葉について。医学用語での「障害」(disorder)と日常用語での「障害」には語感が大きく違う。この語感の違いを含めた説明が必要なのだろう。もちろん摂食「障害」の「障害」というのも「orderに乱れがある」という意味以上のものではない。


以下はアスペルガー症候群に特徴的な3つの性質。


①社会性の障害・対人関係の質的障害

他者との相互的なやりとりに乏しく、あまりにマイペースであることが多い。その後、保育園や幼稚園など、集団こ入った場合に、集団のルールが読めずた、トラブルになったり、お客さんというか、課題に乗れない状態が続くことが少なべない。


②コミュニケーションの発達

表出する言葉に比べて、言語は辞書的な理解で、言葉そのものの辞書的な意味はわかっていても、どの場面で適用するかとか、相手に合わせた表現は苦手である。


③イマジネーションの障害・こだわり行動と柔軟性を欠くパターン的行動

イマジネーションの障害というのは、柔軟性を持って相手や状況に応じて自分の考えを持つことの難しさで、現象としてはこだわり行動や、非常にマニアックな興味の持ち方、予想通りにいかないとパニックになった、り、日常行動では困ることが多々ある。

以下、告知について。

 よく医療関係者から「障害告知・病名告知をどうするか」という問いを受ける。しかし、筆者は、発達障害の場合、もともと生まれたときから発達障害である訳で、それを自己違和的に告知することは有益ではないと考えている。あくまでも、「自己理解として」「自分の一部として」理解できるように説明しておくことが大切である
 あくまでも、本人にとってポジティブなニュアンスのなかで正しく伝えないと、障害告知だと医師自身が思ったことが間違って伝わっていることが少なくない。

参考リンク