厚労省研究班の指針


2003年の記事。

 拒食症や過食症など摂食障害の治療について、厚生労働省研究班(主任研究者=切池信夫大阪市立大教授)が初の指針をまとめた。
 摂食障害の治療法は飲み薬から精神療法まで多岐にわたり、効果の裏付けもないまま、病院によって手法も投薬もばらばらの治療が行われているのが現状。指針は「標準的な治療法」を国内で初めて示したもので、治療の質をそろえていくうえで注目されそうだ。
 指針では、拒食症により体重が大幅に減っている場合は、週に〇・五―一キロの体重増加を目標に設定。薬だけよりも、入院して行動をゆるやかに管理する治療の方が有効であるとした。
 ビタミン、ホルモン、電気ショックなど、各単独の治療法による有効性は未確認としている。また、体重が急激に減り続けている時に、話を聞いて助言をするような個人精神療法が有効との証拠はないとした。
−−2003. 06. 30『読売新聞』「摂食障害に初の指針 拒食症治療「入院で行動管理が有効」/厚労省研究班」


「薬だけよりも入院が有効」というが、そもそも拒食症に効く薬などない。入院による行動管理(おそらく制限行動療法のことなのではないかと思われるが)薬は効かないのにもかかわらず、薬より有効だから行動管理が有効だという結論の出し方はおかしい(あくまでもこの新聞報道を読むだけでの判断だが)。あと「電気ショック」とかは問題外。


この指針の科研報告書はこちら。
200200854A0001.pdf  200200854A0002.pdf  200200854A0003.pdf  200200854A0004.pdf  200200854A0005.pdf  200200854A0006.pdf  200200854A0007.pdf 
 


詳しくは、報告書を読んでから。

研究課題:摂食障害の標準的治療法の開発とそのガイドライン作成と治療体制のあり方について 
研究年度:平成14(2002)年度 
報告書区分:総括 
主任研究者(所属機関):切池 信夫(大阪市立大学大学院医学研究科)  
分担研究者(所属機関)   
研究区分:厚生科学研究費補助金 先端的厚生科学研究分野 こころの健康科学研究 
開始年度:平成14(2002)年度