木曽の長男殺し 被告、起訴事実認める 地裁初公判=長野


2007年2月、木曽の事件。44の息子を66の父親が殺害。44の息子は大阪の建築事務所で仕事をしていたが、腰を痛め2006年の春に帰郷。10月頃から家庭内暴力、飲酒が始まり父親が絶望して息子を殺害したようだ。

 18日午後6時半ごろ、木曽町開田高原、大工、松田憲三容疑者(66)から、「午後1時ごろ自宅で息子を殴って殺した」と110番通報があった。木曽署員が駆けつけたところ、同居する長男で無職の博之さん(44)が自宅車庫内で頭から血を流して死亡していた。同署は松田容疑者を殺人容疑で緊急逮捕した。

 近くの住民によると、憲三容疑者は博之さんと妻、妻の母親と4人暮らし。博之さんは大阪府内の建築事務所で設計の仕事をしていたが、昨年春、自宅に戻ってきたという。腰を痛めており、昨夏に手術をしたという。


「ひきこもり」に関係しているかは不明。記事には「博之さんは写真が好きで、花を撮影し『きれいでしょ』と見せてくれた。腰の病気のことで苦しんでいたようだ」とひきこもり状態であったようには思えない記述がある。


ただ、仕事を辞めてひきこもり状態になるケースは存在していて、そのようなケースではこの事件と似たような状況になると思われる。事件当時はひきこもりとは無関係だとしてクリップしなかったが、類似的な状況もあるのでメモ。



木曽の長男殺し 被告、起訴事実認める 地裁初公判=長野
2007. 04. 24 東京朝刊 長野 31頁 436字 02段


 木曽町開田高原西野の民家で今年2月、長男で無職松田博之さん(当時44歳)を殺害したとして、殺人罪に問われた父親で大工の憲三被告(67)の初公判が23日、地裁松本支部(荒川英明裁判長)であった。罪状認否で、憲三被告は「間違いございません」と起訴事実を全面的に認めた。
 起訴状によると、憲三被告は2月18日午後1時ごろ、自宅敷地内の車庫で、長男の博之さんの頭をバールで数回殴って殺害した。
 検察側の冒頭陳述によると、殺害された博之さんは、2005年12月に仕事を辞め実家に戻ってきたが、06年11月ごろから終日、酒を飲んで食器や家具を壊すようになった。事件当日、博之さんが、2階にある憲三被告夫婦の寝室に侵入、金庫を窓から投げ捨てるなどしたことに、憲三被告が絶望。さらに、博之さんが飲酒運転をしようとしたことに怒りを覚え、殺害を決意した。
 憲三被告を巡っては、親族や地元商工会の関係者が、刑の軽減を求める署名約4800人分を集め、3月に地検松本支部に提出している。次回は5月14日。

66歳父、44歳長男殴り殺す 木曽署、容疑で緊急逮捕=長野
2007. 02. 19 東京朝刊 長野 31頁 202字 02段 読売新聞


 18日午後6時半ごろ、木曽町開田高原西野の民家から、男の声で「息子を殺した」と110番通報があった。木曽署員が現場に駆けつけたところ、この家に住む無職松田博之さん(44)が家の敷地内で血を流して、死亡していた。同署は、通報してきた父親で、大工の憲三容疑者(66)が、長男の博之さんを鈍器で殴り殺したとして、殺人容疑で緊急逮捕した。憲三容疑者は容疑を認めている。
 現場は木曽町開田支所近くの閑静な集落の一角。



木曽の息子殺害事件 凶器は鉄製バール=長野
2007. 02. 20東京朝刊 長野 31頁 201字 01段 読売新聞


 木曽町開田高原西野の民家で、この家に住む無職松田博之さん(44)が、父親で大工の憲三容疑者(66)に殴り殺された事件で、犯行に使われた凶器は鉄製のバールだったことが19日、木曽署の調べでわかった。
 また、今年に入って、憲三容疑者が博之さんの飲酒などに関する困りごとを相談するために木曽署を訪れていた。憲三容疑者は10年以上にわたり保護司として少年の更生に尽力し、周辺の住民からは温厚な人柄で知られていた。



殺人:44歳長男をバールで殴る 容疑で父親逮捕−−木曽署 /長野
2007.02.20 地方版/長野 23頁 写図有 (全550字) 毎日新聞


 18日午後6時半ごろ、木曽町開田高原、大工、松田憲三容疑者(66)から、「午後1時ごろ自宅で息子を殴って殺した」と110番通報があった。木曽署員が駆けつけたところ、同居する長男で無職の博之さん(44)が自宅車庫内で頭から血を流して死亡していた。同署は松田容疑者を殺人容疑で緊急逮捕した。
 木曽署の調べでは、憲三容疑者は自宅の車庫内で車に乗り込もうとした博之さんの頭をバールで数回強く殴ったらしい。同容疑者は最近、同署に博之さんが関係する家庭内トラブルについて相談していた。同署で動機を調べている。
 近くの住民によると、憲三容疑者は博之さんと妻、妻の母親と4人暮らし。博之さんは大阪府内の建築事務所で設計の仕事をしていたが、昨年春、自宅に戻ってきたという。腰を痛めており、昨夏に手術をしたという。
 憲三容疑者の自宅は、木曽町役場から約20キロ離れた同町開田支所近くの小さな集落にある。無職の女性(75)は「博之さんは写真が好きで、花を撮影し『きれいでしょ』と見せてくれた。腰の病気のことで苦しんでいたようだ」と話す。嘱託職員の男性(65)は「弟も設計の仕事をしており、それぞれ設計した家の図面を実家に送って、憲三容疑者が建てていた。憲三容疑者は自分の意志を貫く人のように見えた」と話した。【福田智沙】



殺人:44歳長男殺害、容疑の父逮捕−−長野・木曽町
2007.02.19 東京朝刊 31頁 社会面 (全198字) 毎日新聞


 18日午後6時半ごろ、長野県木曽町開田高原、大工、松田憲三容疑者(66)から「(自宅で)息子を殺した」と110番通報があった。県警木曽署員が駆けつけたところ、長男の無職、博之さん(44)が車庫内で頭から血を流して死んでいた。同署は松田容疑者を殺人容疑で緊急逮捕した。
 調べでは、凶器は鈍器とみられる。松田容疑者宅は母と妻、博之さんの4人家族で、殺害時に他の家族は自宅内にいたらしい。【池乗有衣】