心にナイフをしのばせて


心にナイフをしのばせて

心にナイフをしのばせて


28年前の酒鬼薔薇事件の本。買って読めてなかったがやっと読めた。


加害者少年は少年法によって保護され現在は事務所を経営するほどの弁護士になっているようだ。この本はこの事件を告発する目的で書かれたと言うよりも、焦点は犯罪被害者の家族が事件後にどういう状態になっていったかということにあたっている。加害者を告発したり、実名を書いたりすることを期待するレビューがアマゾンに複数書かれているが、この本をそういうものとして捉えるのは適切では無かろう。事件の告発ではないことから面白味に欠けるという評価もあるようだが、難しいインタビューをきっちりととった上で、事件に向き合う著者の姿勢も評価すべきものだと思う。