ミザリー・インデックス


ミザリー・インデックス」(Misery index)は「窮乏指数」「経済不快指数」と翻訳される指数。前年比の物価上昇率労働力人口に占める失業者を足し合わせたものである。ラレーン=サックス(ISBN:4535550514)の邦訳では「悲惨度指数」(下巻525頁)という訳になっている。「マクロ経済的苦痛の直感的な"体温計"」という表現で述べられている。

ミザリー・インデックスとは

フィリップス曲線のほかにインフレと失業率に関連する指標として、ミザリー・インデックス(窮乏指数)と呼ばれる指標がある。1970年代にアメリカの経済学者ロバート・バローが考案したもので、インフレ率と失業率(パーセント)を合算した数値がミザリー・インデックスとなる。前年比の物価上昇率と、労働力人口に占める失業者の割合という性格の異なる2つの数字を単純に足しただけであり、数字自体に理論的な意味はない。しかし、失業率かインフレ率、もしくはその両方が高ければこの指数が高くなるので、その国や地域で暮らす人々の困窮度を表す目安として利用される。
https://www.jri.co.jp/asia/2000/200006/AM200006inflation.html


日本総研のページにはロバート・バローによるものということが書かれてあるが、英語版のwikipediaによるとこれは誤りのようである。

It is often incorrectly attributed to Chicago economist Robert Barro in the 1970s, due to the Barro Misery Index that additionally includes GDP and the bank rate.[2]
http://en.wikipedia.org/wiki/Misery_index_%28economics%29


実際は、アーサー・M・オークン (Arthur M. Okun)によるもの1970年代のバローの残した指数はBarro Misery Indexというもので、GDPと銀行金利を含むものであるらしい。オークンというとオークンの法則が有名。ちなみにミザリー・インデックスがアメリカで高かったのはカーター大統領の時代のようだ。