井出草平の研究ノート

インドでひきこもり、いや、Netflix依存症だ

dramanavi.net

米CNBCによると、昨年度Netflix加入者の1日平均視聴時間は50分。しかし、インド出身のある男性は、1日7時間もNetflixの作品を見続けるという生活を半年以上も続けた結果、睡眠障害や身体的疲労、眼精疲労などの症状が出てしまい、インドのバンガロールにある同施設に入所したという。

施設にある、テクノロジーの健全な使用推進を奨励している部署の精神科医、マノジュ・クマール・シャルマ医師によると、その男性は半年以上無職で、家族から職を見つけるようプレッシャーをかけられており、その重圧から逃れるためにNetflixで視聴を続けていたとのこと。

この男性は日本でいうとひきこもりであったり、精神疾患の分類ではうつ病あたりが妥当なところだろう。
Netflixを見たため睡眠障害や身体的疲労などの症状が出たというのではなく、ストレス下でそれらの精神症状が出たと捉える方が説明として無理がない。
Netflixは、ストレスから逃れるため、つまりコーピングの手段として使われていたのだから、Netflixはむしろ彼を救っていた部分の方が多いのではないだろうか。