1台のパソコンで異なったバージョンのMplusを使うには

今日は小技の紹介。
1台のパソコンで異なったバージョンのMplusを使うにはどうしたらよいか、という話である。

このようなことを試みた人はあまりいないかもしれないが、Mplusの異なったバージョンを同じPCにインストールしてもうまく使えない。 今回のはその解決法である。

Mplusの仕組み

Mplusのエディタは下記のものだ。

f:id:iDES:20191203005506p:plain:w400

Mplusの正式な名称はわからないが、いわゆるエディタの類なので、本エントリではエディタと呼ぶことにする。

実はMplusの本体はこれではない。エディタはフロントエンドにすぎない。
本体はこちらである。

f:id:iDES:20191203005841p:plain:w400

分析を実行すると、黒いウィンドウが出て計算をしているやつである。

Mplusはエディタで書いた分析の命令を本体に送って計算させて、終了するとエディタに返す、という仕組みである。

異なったバージョンのMplusを使うために必要な2つのこと

以下の2つを実施すると、異なったバージョンのMplusが利用可能である。

  1. MplusをそれぞれMplus8やMplus7といったフォルダにインストールする
  2. Pathを使うバージョンを変更するごとにMplus8やMplus7というフォルダに変更する

インストール場所をデフォルトから変更する(インストール時)

64bit版の場合、Mplusのデフォルトのインストール場所は下記の場所である。

C:\Program Files\Mplus

これを"Mplus8"というようにバージョンの番号をいれる。

C:\Program Files\Mplus8

Pathを変更する

つぎにPathを変更作業を行う。 Mplusをインストールするとpathが自動的に設定される。

f:id:iDES:20191203010520p:plain

この図ではMplusのPathはC:\Program Files\Mplusに通っている。
この場所がMplusの本体の格納場所を示している。
エディタから本体へ分析命令をどこに送ればいいか、ということを指定する。

したがって、このPathはMplus8に変えたり、Mplus7に変えれば、異なったMplusで分析ができる。

Pathの変え方は以下のページで解説がされている。

proengineer.internous.co.jp

どのバージョンで分析したか

分析結果のファイルである".out"の先頭行に書かれてある。
例えばこんな感じである。

Mplus VERSION 7
MUTHEN & MUTHEN
12/03/2019  08:40 AM

Mplus7で分析しているつもりでも、Mplus6に分析が送られていた、ということも起こりうるので、outファイルの先頭行には注意しておこう。