井出草平の研究ノート

今学期のおすすめ学習アプリ2020年秋

学生たちに学習アプリのおすすめを聞く授業のまとめ。
今までに登場したアプリ・ソフトウェアはこちらを参照してください。

今学期のおすすめ学習アプリ - 井出草平の研究ノート

今学期のおすすめ学習アプリ2019年春 - 井出草平の研究ノート

今学期のおすすめ学習アプリ2019年秋 - 井出草平の研究ノート

今学期のおすすめ学習アプリ2020年春 - 井出草平の研究ノート

個人的なオススメ

Evernote

「これが無かったら生活が崩壊します」と授業中に言ったEvernote

evernote.com

学習目的にも使いますが、どちらかといえば生活全般に使っています。
レシピなどもここに入れています。

新しい使い方を常に思いつくアプリですが、この数年、自分の買った服と身幅や肩幅などサイズ表を入れています。 例えば、ZOZOで買うと最近買った服の情報が出ますが、それ以外では使えないので、自分で記録しています。用途は主に通販で服を買う時に参考にするためですね。

あと、コメントの下書き、SNSへの書き込みの下書きなんかにもよく使っています。授業で感想を書くときに、どこかに下書きしたいと思ったときにはEvernoteが最適です。

リズムケア

play.google.com

昨今、運動不足になりがちなので毎日する運動を記録するために使っています。
学習にも使える気がします。

Microsoft TO DO

todo.microsoft.com

買い物リストやブログエントリ予定のものを資料と一緒に入れるのに使っています。ファイル添付ができるのが個人的にはとても便利です。
Wunderlistが買収された後は、Microsoft TO DO一択なのかなと思います。

R

今更書くのもどうかと思いますが、統計ソフトRとRStudioはほぼ毎日使っています。

www.r-project.org

Mplus

最近よく使っている統計パッケージ。

www.statmodel.com

slack

こちらも今更挙げるのもどうかと思うアプリですが、毎日使っています。 slack.com

Microsoft Word

英文を書くのにとても便利なことに最近気づきました。いまさらですが。

www.microsoft.com

Ginger

grammarlyは以前に紹介しましたが、Gingerも使っています。

www.getginger.jp

誤字脱字チェック的な側面が大きく、提案される文章が気にいることはそれほどありません。

Visual Studio Code

普段、文章やらコードを書くのはVSCode、形式はMarkdownです。

azure.microsoft.com

Atomを使う頻度が減ったのは、やはり重いからですかね。

もちろんMarkdownを使うのであれば、Markdown Preview Enhancedパッケージは必須。

shd101wyy.github.io

授業で出たアプリ・ソフトウェア

AppleのURLがややこしいのでAndroid版を貼っていきます。

世界史一問一答 (高校世界史・センター世界史)

play.google.com

現在の世界のニュースを理解する上でも、世界史を知っておくのは重要とのこと。なんて正論。

AnkiApp Flashcards

play.google.com

非常に人気の暗記アプリらしい。Quizletとの違いがまだわかっていません。

GeoGebra 空間図形

play.google.com

3次元の数学問題を簡単に解き、3次元関数と曲面をグラフ化し、3次元で幾何学的な作図をし、結果を保存して共有します。

運転免許問題集 普通車学科

play.google.com

このアプリは便利と聞いていましたが、実際に使った学生さんは試験に落ちたそうです。

世界史+地図

世界史+地図

世界史+地図

  • Yoshitaka Yanagida
  • 教育
  • 無料
apps.apple.com

f:id:iDES:20201227145110p:plain

これは確かに便利そう。iOS専用。iPadの方がよいかも。

GRAPES

tomodak.com

高等学校レベルで登場する関数によるグラフや軌跡を,マウスによる簡単な操作で描くとともに,様々な角度から調べる事ができます

いいソフトですよね。

MAU M&L 博物図譜

武蔵野美術大学 美術館・図書館の公式アプリケーション

MAU M&L 博物図譜

MAU M&L 博物図譜

  • Musashino Art University
  • 教育
  • 無料
apps.apple.com

isuta.jp

Androidはapkからのインストールが必要な模様。iPad向きのコンテンツな気がします。

MAU M&L 近代椅子コレクション ムサビのイス3D

apps.apple.com

ムサビすごいな、の一言。

ポリグロッツ

www.polyglots.net

Desmosグラフ計算機

play.google.com

GeoGebra

www.geogebra.org

LINNÉ LENS

lens.linne.ai

「友達に向けるとホモサピエンスとでました」ということでした。『ブレードランナー』のような世界が来るのでしょうか。

ID番号のないデータフレームにID列を作る方法[R]

IDの列を作る

仮想データフレームを作成。

d <- data.frame(V1=c(23, 45, 56), V2=c(45, 45, 67))

結果。

  V1 V2
1 23 45
2 45 45
3 56 67

ID列の挿入。

d$ID <- 1:nrow(d)

結果。

  V1 V2 ID
1 23 45  1
2 45 45  2
3 56 67  3

こちらで紹介されていたやり方。パッケージも不要で賢い方法だと思う。

stackoverflow.com

SPSSからの読み込みデータにIDを振る

気の利いていないデータの場合ID列を作っていない場合が多々ある。今、このエントリを書いている理由もこれである。
作っておけよ!と思うがないものは仕方ない。
SPSS形式のデータをRで読み込むにはforeignhavenの2つの方法がある。

library(foreign)
d <- read.spss("xxx.sav", to.data.frame=TRUE)
d$ID <- 1:nrow(d)

これはどうも失敗する。

library(haven)
d <- read_sav("xxx.sav")
d$ID <- 1:nrow(d)

こちらは成功する。havenパッケージを使うのが吉のようだ。その他のことを考えてもhavenパッケージの方がだいたい優れている。

本筋とは関係ないが、エンコードには気を付けること。Shift-JISで作成されているファイルにはencoding ="cp932"を忘れないように。

ides.hatenablog.com

小林信重『デジタルゲーム研究入門:レポート作成から論文執筆まで』

ミネルヴァ書房の新刊教科書案内で知る。調査法というのが気になる。

ミネルヴァだったら2刷ないんじゃないの!?

というか、ミネルヴァは2刷刷ってくれよ。コンラッド=シュナイダーの『逸脱と医療化』は中古で¥19,800になってしまっている。研究者はミネルヴァで出版しちゃしけないってみんな言ってる。自分の本が店頭から消えてしまうのは悲しいからね。
2刷なんて時代遅れだから電子化をしてほしい。紙面を画像にしただけのやつでもいい。読めれば何でもいい。切に願う。

孤児院に関するメモ

性的虐待とかカトリック教会の話とか。

www.buzzfeednews.com

クイーンズ・ギャンビットの記事。

news.yahoo.co.jp

ジュプレシの孤児 en.wikipedia.org

モーリス・デュプレシは相当ヤバいというのはいろいろなところで読んだが、これはかなりヤバい。少し調べてみよう。

f:id:iDES:20201213164846j:plain

『マンガ論争』に取材記事が掲載されました

マンガ論争23号が発売されています。

f:id:iDES:20201213082147j:plain

2020年2月9日に行った講演会の記事を掲載していただいています。非常に正確に書いていただいていると思います。

manronweb.com

中国ではインターネット依存になると拉致をされ監禁をされ反抗すると縛り付けられる

www.scmp.com

South China Morning Post、2019年7月27日のの記事。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト - Wikipedia
South China Morning Postは香港の新聞で、Wikipediaに書いてあるように『東方日報』ほどには、中国寄りではない新聞である。
ひどい話だと思うが、日本のひきこもりで起こっていることとほとんど同じである。

記事内容

14歳のLi Jiazhuoは5月のある日の午後教育局の職員と名乗る2人の太った男に束縛されて連れ去られた。彼らは教育局の職員ではなく元陸軍大佐が運営しているインターネット中毒回復センターの職員だった。彼らは10代の若者をコンピューターから引きずり出す仕事であった。彼らは母親の依頼で10代の息子をパソコンから引きずり出すために出向いた。息子は「リーグ・オブ・レジェンド」や「王者栄耀(オナー・オブ・キングス)」といったゲームを寝食を忘れてプレイしていた。

中国は昨年8月、習近平国家主席が子供の近視の蔓延を防ぐために政府に指示を出したことを受けて、ビデオゲーム業界の監督を強化している。規制当局によって承認される新しいゲームの数は減少。ゲーム会社は未成年者がゲームに費やす時間を制限するための管理体制の確立を求められている。

ポスト紙は今月初めに北京の治療センターを訪問した。

人民解放軍の大佐で、陸軍の心理学部隊を率いていたTao Ran氏が運営するこのセンターは、中国で最も早くインターネット依存症の診断と治療を行っている場所の一つであり、国内の他の地域で使用されている治療プロトコルを開発したと言われている。施設は、食堂、寮、治療室として機能するいくつかの建物で構成されており、バスケットボールコートとしても使える中庭を中心に配置されて、入居者は運動のために集まっている。電子機器の持ち込みは禁止されている。

インターネット依存は "中国では大きな問題 "であり、スマートフォンの人気で悪化し、中国の10代の若者の10%がインターネットに取りつかれていると推定されるとTao氏は述べている。「それはもはやティーンエイジャーだけの問題ではありません。私たちの施設には9歳の子ども、30歳の大人もいます。農村部の少女や子どもたちも増えてきています」。

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Tao Ran

Tao氏によると、同センターでは電気ショック療法や体罰は行なわれておらず、患者一人当たり月約1万元の料金でだという。この施設は2003年に設立された。治療は薬物療法、心理カウンセリング、身体運動、家族活動を組み合わせて行い、通常は少なくとも3カ月間継続して治療を行う。保護者は児童とは別の寮で生活し、子供とのコミュニケーションを教えるなどの講座を受けることになる。センターでの典型的な一日は午前5時に始まり、患者は睡眠から目覚め、午前6時にブートキャンプスタイルの運動のために集まる。

朝7時10分の朝食の後、提供されたスケジュールに従って、カウンセリングセッション、そしてまたさらに運動。消灯時間は午後9時30分。週末は、掃除、洗濯、運動、そして過去1週間のまとめに充てられる。午前9時30分頃に私たちがセンターを訪れたとき、子どもたちはランニング、腕立て伏せ、スクワットをして、軍服を着たインストラクターからの号令を鳴らしていた。彼らの多くは無気力で消極的に見えた。ある患者の話によると、反逆した者は落ち着くまでベッドに縛り付けられていたが、より深刻な患者は狭い部屋に10日間も隔離されているという。

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同センターは「軍隊のように反省させるため」独房監禁を行うことをみとめたが、拘束具の使用は否定している。
寮は質素で各部屋に薄いマットレスとワラのマットのある2段ベッドが3つある。個人の持ち物は名前が書かれた青いプラスチック容器に入れられ、靴はきちんと並べられている。 センターにいる多くの子どもたちにとって、家事をしたり自分でベッドを作ったりするのは初めての経験だろう。

15歳のZhao Xiaojiaさんはセンターに連れてこられた日のことを覚えている。「私は最初の日、ここがどこなのかわからなかった」。「ここにいたくない」 と叫んだ。「両親に会うことを許されず、警備員と口論になり、金属製のベッドフレームに半日縛り付けられたという。

www.youtube.com