精神科医の中垣内正和*1のホームページより「講演テーマ」。
http://hp.yorodai.com/dr-nakagaito/theme_index.html
診療データ
計55名(男38名、女17名)の方が訪れ、年令分布は19才〜47才、平均年齢26才、問題の発生より平均6年経過していました。
「ひきこもりの10%弱に合併します」という指摘もあるが、これはあまり見ることのない指摘。おそらく女性が多いことに原因がある。摂食障害に付随する「社会的ひきこもり」(DSM)が含まれているのか、どうなのか。
ひきこもりに使用した薬剤
割と順当といった感じの処方。中垣内正和は薬剤は有効であるという考え方を持っている。中垣内正和は薬「も」使う立場らしい。薬でなんとかしようという事は推奨していない。おそらく、ひきこもりという症状に対して薬は「驚くほど効かない」(斎藤環)ためなのだろう。薬で治るなら、苦労はせん!という感じ。
まとめ
- 社会的ひきこもりの回復には親の変化が必要である
- 少量の薬物+精神療法+集団療法が有効である
- 親の会、居場所の意義は大きい
- 基本的に本人の社会参加は可能である
『ひきこもりからの回復12のステップ』より
人類の歴史は、古今東西を問わず、最初に「男と女ありき」だったことを知った
こんなものを入れるのは、らしいっちゃーらしいか(^_^;
*1:中垣内は「なかがいと」と読む