テキスト:マートン『社会理論と社会構造』第4章・第5章,Harary, Merton Revisited
日時:11月16日(木) 15:00〜
場所:大阪大学人間科学研究科(吹田キャンパス)
目的:逸脱論の日本語・英語文献を交互に読んでいく会。ご興味を持たれた方がいらっしゃればメールにてご一報ください。
読む論文が少し多いと言うことなので、今回の研究会は2回に分けます。
1回目はマートンのアノミー論とハラリーによる批判を読んでマートンのアノミー論を把握します。
2回目は、ベナールによるマートン批判のまとめ、舩橋・高坂論文で「中範囲理論」の限界と可能性について議論する予定です。
- 作者: ロバート・K.マートン,Robert King Merton,森東吾,森好夫,金沢実,中島竜太郎
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1961/09/10
- メディア: 単行本
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- Frank Harary, Merton Revisited: A New Classification for Deviant Behavior, American Sociological Review, Vol. 31, No. 5 (Oct., 1966), pp. 693-697.
ハラリーの批判は、マートンによって示されている「+」「−」という記号の意味が一定しておらず、ある時は拒否と代替(革新)であり、ある時は無差別(儀礼主義での目標)であるなど、非常に説得的なものです。
次々回は中範囲理論についての研究会になります。
以下の論文を読む予定です。