CUI、コマンドライン、など呼び方はいくつかあるが、統計処理をする際にコマンドを打つ作業が求められることがある。統計学の習得をする際にコマンドを打つという作業でつまづく人は多いらしい。
計量の研究者でもSPSSやAMOSだったらできるが、RやMplusは無理という人も存在いる。学生向けの授業で無料だからRを使うなどをしてしまうと、間違いなく問題が起こる。統計学の学習以前の所で、呪文のようなものがいっぱい並んでいてわからなくなる学生が続出する。
- 作者: 及川卓也,リブロワークス
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2018/06/22
- メディア: Kindle版
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この本はJavaScriptの解説書で統計学とは関係ないが、CUIの習得に非常に良い方法な気がしたので、エントリしてみた。スラスラ読めるシリーズは他の言語でも出版されているので、JavaScript本でなくてもよい。
これを日本語と変換した読み下し文がセットになっている。
このアイデアをRやMplusにも応用したら、理解してもらえるのではないか、と思った。
HTMLで書くとレイアウト的にいまいちだが、Rの重回帰にふりがなを打つと、次のような感じになる。
lm(formula = wage ~ gender + age,data = CPS1985)
CUIに抵抗感がない(むしろCUIの方が良いと考えている)人は特殊なのかもしれない。僕の場合、最初に使ったパソコンにはWindows3.1が搭載されていたので、GUIからの出発だった。しかし、当時はMS-DOSを使わないとできないこともたくさんあったので、かなり最初の段階からCUIのMS-DOSを使わざるを得なかった。その後、HTMLを学ぶあたりから、CUIの方が快適と感じるようになってきた気がする。CUIを使う機会があると苦手感がない=苦手な人の気持ちがわからなくなってくるのかもしれない。