井出草平の研究ノート

ゲーム障害には自己愛性人格特性が関係している

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  • Di Blasi, Maria, Alessandro Giardina, Gianluca Lo Coco, Cecilia Giordano, Joel Billieux, and Adriano Schimmenti. 2020. “A Compensatory Model to Understand Dysfunctional Personality Traits in Problematic Gaming: The Role of Vulnerable Narcissism.” Personality and Individual Differences 160 (July): 109921.

問題のあるゲームにおける機能不全の人格特性を理解するための代償モデル。脆弱なナルシシズムの役割
概要 「代償の視点」によると、本研究は、感情の調節障害、逃避的なプレイ動機、問題のあるゲームの関係における自己愛(脆弱性と壮大性の両方)の役割を検討することを目的とした。World of Warcraftプレイヤー405名を対象に、脆弱な自己愛/誇大な自己愛と問題のあるゲーム性との関係が、感情の調節障害と逃避主義によって媒介されるという多重媒介モデルを検証した。その結果、脆弱な自己愛(壮大な自己愛は除く)のモデルがデータに非常によく適合することがわかった。本研究は、問題のあるゲームを支えるメカニズムの理解に新たな知見をもたらし、感情の調節障害と逃避主義の関連性が、脆弱な自己愛特性の存在によって高められることを示唆している。したがって、臨床家は、多人数同時参加型オンライン・ロールプレイング・ゲームに問題意識を持って参加している人に対して、脆弱な自己愛性人格特性の関連性を考慮すべきである。