井出草平の研究ノート

ANOVA その3[R]

ANOVAを行うための4つのステップ。

こちらの続き。

ides.hatenablog.com

bookdown.org

ここでは、Rで標準的なANOVAを行うために必要な4つのステップを紹介する。

aov()関数を使ってANOVAオブジェクトを作成する。aov()関数では、y ~ x1 + x2という形式の式で独立変数と従属変数を指定する。ここで、yは従属変数で、x1, x2 ...は1つ(複数)の因子独立変数である。

1

aovオブジェクトの作成

mod.aov <- aov(formula = y ~ x1 + x2 + ...,
               data = data)

2

ステップ1で作成したANOVAオブジェクトにsummary()関数を適用して、サマリーANOVAテーブルを作成する。

summary(mod.aov)

3

必要に応じて、ステップ1で作成したANOVAオブジェクトにTukeyHSD()などの事後検定関数を適用して、事後検定を計算する。

TukeyHSD(mod.aov)

4

必要に応じて、ステップ 1 のaov()関数で使用したのと同じ引数を使用して lm()で線形回帰オブジェクトを作成し、グループ間の差の性質を解釈する。

## ステップ4: 係数を見る
mod.lm <- lm(formula = y ~ x1 + x2 + ...,
             data = data)

summary(mod.lm)