ひきこもりの高齢化


2007年度版のKHJのひきこもり調査結果がニュースになっていた。徳島大学の境泉洋先生のもの。KHJの会員の平均年齢が30歳を越えたようだ。高年齢化を示す結果が出た。

 引きこもりの高年齢化が顕著だ。02年から調査を続ける「全国引きこもりKHJ親の会」(会員1万4330家族)によると、平均年齢が初めて30歳を突破。30.12歳になった(07年、回答者331人)。平均年齢は5年間で3.52歳も高くなっていて、引きこもり問題が深刻化している。人口も年々増加し、推定160万人。そのうち成人が129万人を占めているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080414-00000008-gen-ent


日刊ゲンタイの記事の最後に病院に行くように書かれているが、病院に行ってもちゃんとした対応がとられることは少ない。病院よりも精神保健センターに行った方がいい。


過去の調査
http://www.ias.tokushima-u.ac.jp/motohiro/kenkyu.html




引きこもりが犯罪予備軍になる恐れ
4月14日10時0分配信 日刊ゲンダイ


 引きこもりの高年齢化が顕著だ。02年から調査を続ける「全国引きこもりKHJ親の会」(会員1万4330家族)によると、平均年齢が初めて30歳を突破。30.12歳になった(07年、回答者331人)。平均年齢は5年間で3.52歳も高くなっていて、引きこもり問題が深刻化している。人口も年々増加し、推定160万人。そのうち成人が129万人を占めているという。親の会代表の奥山雅久氏はこう言う。
「全体の9割が家族と同居する依存生活なので、回答者全員が自分たちが死んだ後の子どもの生活に不安を感じている。引きこもりのきっかけは、イジメや先生の小言などささいなことが多い。優しい子、いい子ほどなりやすい。“不登校は悪くない”という風潮もある。親も強く言えず、ダラダラと時間が過ぎてドツボにはまってしまうのです。8割が男性で、40歳を過ぎたオッサンが近所の人と挨拶もできず、回覧板すら回せないほど幼児化するケースもある。気に食わないと暴れ狂う。親の心配は深刻です」
 親の高齢化も進み、平均年齢は父親が63.23歳、母親が58.28歳。暴れるわが子を押さえるのは難しい。しかも、引きこもりは5年ほどで慢性化し、いったん学校や会社などの社会に復帰しても、元の引きこもり生活に戻るケースが7〜8割に上るという。
「本人から“親が死んだらホームレスになる”という手紙が寄せられますが、なれればまだマシ。コミュニケーションを取れない彼らは餓死の恐れすらある。このところ暴発した引きこもりによる殺人事件が相次いでいますが、その裏には刑務所暮らしなら衣食住が確保できるという発想があるのです」(前出の奥山氏)
 解決法は早期に病院へ出向くしかないという。



<引きこもり>平均年齢30歳超す 「親の会」331人調査

・全国引きこもりKHJ親の会(奥山雅久代表)の会員を対象に毎年行われている調査で、
 引きこもり状態にある人の平均年齢が初めて30歳を超えたことが分かった。
 新たに引きこもりとなる若年層がいる一方で、長期間にわたり引きこもりから抜け出せない
 30〜40代の層が確実に増えている実態が浮き彫りになった。

 境泉洋・徳島大学准教授らが、会員を対象に07年11月〜08年1月、記入方式で
 アンケートし、331人の回答を分析した。

 それによると、引きこもり本人の平均年齢は30.12歳で、男女別では男性30.35歳、
 女性は28.87歳。最年少は13歳、最年長は52歳で、引きこもり期間は平均8.95年、
 最長は25年だった。

 同会の会員を対象とする調査は02年から毎年行われており、平均年齢は02年が
 26.6歳、前回調査の06年は29.6歳で、上昇を続けている。親の高齢化も進んでいる。
 平均年齢は父親が63.23歳、母親が58.28歳だった。

 「家族から見て引きこもり本人が要望している支援は何か」という問いでは、「経済的支援」が
 最も多く50%以上で、「カウンセリング」や「医師の診断」を上回った。自由記入欄には、
 「安心して死ねる体制を整えてほしい」「社会保障制度を確立してほしい」など自身の死後を
 不安視する声が目立った。

 奥山代表は「本人と親の不安が家庭の破たんにつながり、親殺しや心中、自殺などの
 最悪な事態が出始めている。何らかのセーフティネットがあれば、安心感にもつながる」
 と訴えている。