2019-01-01から1年間の記事一覧
久里浜の樋口進さんのインタビューでオピオイド拮抗薬の話が出ていたので、少しまとめておこうと思う。 medical.jiji.com この記事で出てくるオピオイド受容体拮抗薬とはナルトレキソンとナロキソンのことである。 ネット・ゲーム依存とオピオイド拮抗薬の効…
www.kyobun.co.jp この条例についていろいろとレクチャーを受けた。 まだ骨子はできておらず、詳細は決まっいないようだ。 また、子どものスマホを制限するようなラディカルな内容ではないようだ。 とはいえ、条例化するような話ではないように思う。
一般的には、ひきこもり=ネット依存的なイメージが強いらしい。 そういわれてみれば、メディアイメージのひきこもりはネットをしているし、ネットで語られるひきこもりのステレオタイプもネットばかりしている人である場合が多いように思える。 そこで、実…
国立病院機構 久里浜医療センターの三原聡子さんと樋口進さんのゲーム中毒のレビューから。 onlinelibrary.wiley.com リスク うつと不安症はゲーム中毒のリスク Brunborg GS, Mentzoni RA, Frøyland LR. Is video gaming, or video game addiction, associat…
mclustパッケージを使った潜在プロファイル分析のエントリではパイプ演算子によるコードを使用していた。 ides.hatenablog.com パイプを使わずにRの標準書式での記述を示しておきたい。 参考までに、パイプ演算子での表記も併記しておく。 まず、young_peopl…
Rの分析例をみていると、パイプ演算子が使われたものがあるので、自分の勉強がてら基本的な使い方をメモしておきたい。 パイプ演算子の目的 Rの標準書式は可視性がいまいちである。 x <- c(0.109, 0.359, 0.63, 0.996, 0.515, 0.142, 0.017, 0.829, 0.907) …
www.nishinippon.co.jp 業者を知ったのは2017年1月。ホームページの「必ず自立させます」という言葉にひかれ、東京都内の本部に相談に行くと、スタッフに「早い対応が必要」と促された。提示された契約金は900万円超。自宅を売る段取りをして準備した。 長男…
SPSS、SAS、StataのデータをRでインポート、エクスポートをするhavenパッケージの紹介である。 havenパッケージはtidyverseを構成するパッケージの一つである。 他の統計パッケージのデータを読み込む有名なパッケージはforeignだが、RStudioブログによると…
時系列データのグラフィックを目的に作られたTSstudioパッケージを紹介しよう。TSはTime Seriesの略だろう。 ramikrispin.github.io TSstudioパッケージの中にUSgasという天然ガスの消費のデータが入っている。 library(TSstudio) data(USgas) このような感…
自閉スペクトラム症関連の記事の紹介を2つほど。 blog.livedoor.jp 抗生物質が原因ではないかという論文が紹介されている。 場末P科病院の精神科医のblogがまた再開されるのかわからないが、再開するなら喜ばしいニュースだ。 日本語ではPPA(プロピオン酸)…
synodos.jp シノドスに論考が掲載されました。 ロスジェネ仮説の検証を前面に押し出した方がいいというのは芹沢さんのアドバイスで、趣旨が明確になったように思います。 統計技法的には区間推定にagresti-coull法を初めて使いました。
大阪大学でICT教育を取り上げている授業でのまとめ。2018秋、2019春と以前に2回エントリを入れているのでそちらも参照のこと。 ides.hatenablog.com ides.hatenablog.com スタディプラス play.google.com 今までなぜか登場していなかったアプリ。超有名。 …
今回はRのmclustパッケージで潜在プロファイル分析を行う方法について解説したい。 潜在クラス分析はカテゴリカル変数、潜在プロファイル分析は(基本的には)連続変数という違いはあるものの、ケースごとのパターンからクラス分けをするのは同じである。 使い…
RからMplusが使えるようになるMplusAutomationパッケージについてのエントリ2つ目。 前回はデータをMplus形式に変換する方法について解説した。 ides.hatenablog.com 今回も下記の条件で書いている。 RStudioを使っている ファルダパスに日本語が混じってい…
RからMplusが使えるようになるMplusAutomationパッケージというものがある。 cran.r-project.org 有用な関数が複数含まれているので使い方がいくつかあるが、今回はRを使ってMplusのデータとコードの一部を作る方法を紹介しよう。 RStudioを利用する RとMplu…
今日は小技の紹介。 1台のパソコンで異なったバージョンのMplusを使うにはどうしたらよいか、という話である。 このようなことを試みた人はあまりいないかもしれないが、Mplusの異なったバージョンを同じPCにインストールしてもうまく使えない。 今回のはそ…
「あけぼのばし自立研修センター」の件で精神科医である春日武彦氏が注目されている。 この訴訟では、成仁病院の医師が逮捕監禁罪で訴えられている。 https://twitter.com/pentaxxx/status/1200740076600250368 「あけぼのばし自立研修センター」はひきこも…
Stata15から標準機能で潜在クラス分析ができるようになっている。 ただ、基本的な機能しかないため、Stataの標準機能の潜在クラス分析は現在のところ実用に耐えられない。そこで、面倒な作業が必要になるが、Lanzaらが作成したStata LCA プラグインを使わざ…
トリンテリックス(ボルチオキセチン)について一つ気づいていなかったことがある。下記の記事を読んで気付いた。 www.mdmag.com 性機能障害が他の抗うつ薬に比べて低いという補足記述が2018年10月22日にFDAに受理されたという記事である。 研究 元になった研…
トリンテリックスが11月27日発売ということなので、トリンテリックスのレビュー論文を簡単に紹介しておこう。適応の大うつ病性障害以外に全般性不安症にも使用されている。 トリンテリックスのレビューはなぜかたくさんあって、適切なものを選ぶのが難しい。…
今回は潜在クラス分析のBLRTのエントリの積み残しである。 RandomLCAパッケージを用いた潜在クラス分析とBLRT[R] 先のエントリーでは修正値を変更すればブートストラップの反復回数は連動して変えられるのでは?と書いていたが、修正値は1のままで、一般的…
先日、潜在クラス分析のBLRT、要するにブートストラップを走らせるとやたらと時間がかかった。999回に設定してあることが大きな原因になっているが、Rががシングルコア処理をしているのも原因ではないかと考え、並列処理について検討してみた。Mplusであれば…
私たちが使い慣れているデータ(行にケース、列に変数という形式のもの)を使ってRでブートストラップ尤度比検定(Bootstrapped Likelihood Ratio Test)を計算する方法についてのエントリである。 poLCAには残念ながらBLRTの機能がないので、poLCAのpredcell関…
Rで潜在クラス分析をするパッケージとしてはpoLCAが有名だが、RandomLCAでも潜在クラス分析ができる。 poLCAではブートストラップ尤度比検定(Bootstrapped Likelihood Ratio Test: BLRT)ができないが、RandomLCAではできるらしい。 cran.r-project.org Rando…
RのpoLCAパッケージで潜在クラス分析のエントロピーを計算してみたい。 相対的エントロピーと絶対的エントロピー エントロピーという指標はMplusユーザーにとってはお馴染みのものである。 Mplusで出力されるのは正確に言うと、相対的エントロピー(Relative …
基礎的な所だけどわかりやすい動画。 【大学数学】ベイズの定理【確率統計】
Rで共変量を伴った潜在クラス分析を行ってみたい。 パッケージはpoLCAを使う。 poLCAパッケージを利用した潜在クラス分析は以前にエントリしている。 RのpoLCAパッケージで潜在クラス分析を行う 共変量とは何かというのは、以前にMplusでの方法をエントリし…
Stataでは潜在クラス分析の応答確率の棒グラフが描ける。棒グラフというのは今まで見たことがなかった。不要な気もしないでもないが、説明するときにわかりやすいのかもしれない。 使用するのはmarginsとmarginsplotである。説明によると条件付き応答確率の…
Stataで潜在クラス分析ができるのでやってみた。 Stata15から標準機能で利用できるらしい。 Lanzaらのプラグインを使えばStata11から利用可能である。 www.methodology.psu.edu Stataの標準機能だと機能が足りないように思うので、Lanzaらのパッケージを結局…
HardinとHilbeのStata本にあるベイジアンロジスティック回帰分析の続き。今回は事前分布としてコーシー分布を使う方法についてである。 1回目エントリはこちら 2回目エントリはこちら Generalized Linear Models and Extensions: Fourth Edition作者: Jame…