Googleフォームを利用した授業の出欠確認

新型コロナ問題で大学の授業がオンライン化する中、授業の出席もオンラインでとる必要が出てきている。そこで、最も簡単*1に出欠をオンラインでとる方法について解説したい。

以前WordPressを利用した授業での出欠確認の方法について書いた。

ides.hatenablog.com

僕自身はWordPressを使っているが、WordPressを導入するのにハードルが高いという人もいるので、Googleフォームでのやり方について解説をしたい。

1. Googleのアカウントを作成する

だいたいの人は持っていると思うが、下記を参照のこと。 support.google.com

Googleアカウントを作成するのは先生側で、出欠を入力する学生側のGoogleアカウントは不要。

2. Googleフォームへのアクセス

グーグルのトップページにアクセスする。

f:id:iDES:20200402034938p:plain

右上のf:id:iDES:20200402035916p:plainをクリックし、ドライブをクリック。

f:id:iDES:20200402034950p:plain

左上の[新規]をクリック。

f:id:iDES:20200402035001p:plain

その中から[その他]を選択。

f:id:iDES:20200402035013p:plain

Googleフォームを選択。

f:id:iDES:20200402035026p:plain

3.Googleフォームの作成

以下のような画面が表示される。

f:id:iDES:20200402035037p:plain

4.タイトルの入力

授業名や出欠など適切なタイトルを入れる。

f:id:iDES:20200402035048p:plain

5.質問の作成

「無題の質問」と書いてあるところに「学籍番号」と打つ。
右にある質問形式を記述式にする。

f:id:iDES:20200402035119p:plain

必須のチェックを入れておく。

f:id:iDES:20200402035133p:plain

次の質問を作成する。

f:id:iDES:20200402035142p:plain

次に「名前」の質問項目を作成する。

f:id:iDES:20200402035152p:plain

最後に「感想」。

f:id:iDES:20200402035204p:plain

複数行にわたる文章を入力するには回答形式を「段落」にする必要がある。

その他、書いてもらいたい項目を追加して出欠確認フォームの作成終了。

6.フォームの送信

出欠確認フォームができたら画面右上の[送信]を押す。

f:id:iDES:20200402035242p:plain

フォームのリンクを取得

f:id:iDES:20200402035252p:plain

  1. クリップのアイコンをクリック
  2. URL短縮をチェック
  3. 右下の[コピー]をクリック

この操作でフォームのリンクが作成できた。

リンクの送信

学生に出欠確認のフォームの送信を行う必要がある。

  1. 送信方法はメールなどでさきほどコピーしたリンクを送信する。
  2. QRコードに変換して授業プリントに貼っておく

QRコードの作成

変換はWebを探せばいくつもサービスが見つかる。例えば下記のサイトなど。

QRのススメ

qr.quel.jp

png形式でのダウンロードを推奨。

QRコードの読み取り

1.iPhone

iOS 12以降ではコントロールセンターからQRコードの読み取りができるようになっている。

moshbox.jp

2. Android

AndroidではGoogleレンズをインストールするとQRコードの読み取りができるようになっている。

play.google.com

3.その他

ischool.co.jp

入力画面

学生からみると入力画面は下記のようになっている。

f:id:iDES:20200402035343p:plain

入力結果

f:id:iDES:20200402035353p:plain

先ほどは[回答]のタブをクリックすると回答をみることができる。
授業終了後は[回答を受付中]のスイッチを変えると、回答を締め切ることができる。授業が終わったら忘れずに回答の締め切りをしておくことが必要だ。

出席の入力をみるには緑の十字のアイコンをクリックする。
Googleスプレッドシートで出席を確認できる。

Googleスプレッドシート

学生の入力は下記のように確認できる。

f:id:iDES:20200402035429p:plain

csv形式のダウンロード

f:id:iDES:20200402035440p:plainをクリックして[回答をダウンロード(.csv)]にするとダウンロードができる。

f:id:iDES:20200402035452p:plain

ダウンロードしたcsvファイルのエンコードUTF-8。多くの日本人WindowsユーザーのExcelはShift-JISを使用しているので、UTF-8のファイルを開くと文字化けするので注意。

*1:だと僕は思うのだが、もっと簡単な方法もあるかも

#PlayApartTogether

www.businesswire.com

Riot Games - Nicolo Laurent、最高経営責任者(CEO) 物理的距離は、断じて社会的隔離を意味しません。物理的距離は保ち、手指衛生のようなその他の保健手順を守りましょう。

www.itmedia.co.jp

レイヤーがWHOの感染症予防ガイドラインにある「他人と距離をとること」「手を洗うこと」「咳エチケットを守ること」などの行動をとるよう奨励する。

japanese.engadget.com

COVID-19の流行が深刻な欧州や北米で広汎な外出禁止令がでているなか、自宅で遊べて人と交流できるゲームは精神的な健康を保つ1つの手段となり得ます。 拡散防止だけではなく、自宅にとどまる人の精神衛生も重要な課題の一つ。

www.insider.com

主要なゲームメーカーである任天堂SonyMicrosoftUbisoft、EAがパートナーに入っていない。

ゲームをしている幼稚園児の方が社交的

幼稚園でのゲームと社交性について調べた日本での研究である。

www.ncbi.nlm.nih.gov

方法

テレビゲームの利用について幼稚園児の保護者に調査。426名に配布し408名が完全回答をしている。質問項目は、テレビゲームのプレイ量、子どもの健康や発達への影響、保護者のゲームに対する意識など。

健康被害

視力やその他の身体的健康面での悪影響はほとんど報告されていない。

社交性

テレビゲームをプレイした子どもは、未プレイの子どもに比べて社交性が高かった。

f:id:iDES:20200331222006p:plain

特に、ゲームをプレイしている子どもは、「友達が少ない」「進んで話さない」といった項目で社交性が高かった。

例外

最も社会性の低い男子生徒の一人が、ほぼ毎日2時間テレビゲームをしていた。

考察

ゲームは子どもの生活世界では重要な社交ツールである。しかし、例外的に友達と遊ばずに一人でゲームをしている子どももいた。

この結果はゲーム利用そのものだけで良し悪しを判断してはいけないことを示唆していると思われる。

子どもの生活世界においてゲームはどのような役割を果たしているかをよく観察することが重要であろう。保護者は子どもの生活世界を理解せずにゲーム利用について決めがちだが、子どもの話を聞いて、ゲームをすることによって得られるもの、失われるものを把握しておく必要がある。そのうえで、子どものゲーム利用について話し合っていく必要があるようだ。

研究者

心理学が専門の日本人研究者3人の論文である。

島井哲志 https://researchmap.jp/shimai

増田公男 https://researchmap.jp/read0041138/

岸本陽一 https://researchmap.jp/yoik

四国新聞、スマホを捨てて新聞を読もう?

四国新聞「こどもニュース特別号 ゲーム依存特別号」という19ページの冊子が昨年配布されていたようだ。

shikoku-np.co.jp

一部を紹介しよう。

ゲーム依存は病気

f:id:iDES:20200330212238p:plain

冊子の最初はゲームの害のアピールから始まる。精神障害は病気ではない(参照)ので、最初の見出しから間違ってしまう四国新聞クオリティ。さすがである。

幼児期からのゲーム・ネット使用は依存のリスクになる?

f:id:iDES:20200330212251p:plain

もちろん科学的根拠はない。
WHOのガイドラインというのは以前のエントリーで紹介したもの(参照)。座位(座っている時間)が健康状態に与える影響に関するガイドラインで、ゲームやネットの依存とは関係がない。

WHOのガイドラインは日本語にも翻訳されていないため、誰もが読めるわけではない。騙そうという意図があると捉えられても仕方のない書き方だろう。

好意的に解釈すれば四国新聞の記者もWHOのガイドラインを読んでおらず、この発言を以前からしている久里浜医療センターの樋口進さんの言葉を真に受けてしまっただけなのかもしれない。おそらく、こちらが正解だろう。しかし、一次情報にあたらず、あやふやな情報を流すのは、新聞としては致命的なので、どちらにしろアウトだ。

学習効率、辞書 vs. スマホ

学習効果の比較として紙の辞書とスマホの辞書が比べられている。

f:id:iDES:20200330212308p:plain

紙の辞書を使った方が前頭葉の血流が増加するという結果のようだが、この差は紙と電子の違いの差ではなく、検索作業の違いから出たものである。紙の辞書は全面に字が書いてある。その中から目的の単語を調べないといけない。非常に煩雑な作業が必要になる。紙の辞書を使う方が、前頭葉の活動が活発になるのは当たり前のことである。

その分、学習とは関係ないところで頭を使わなければならないため、学習そのものへの集中力を削ぐ可能性が高い。つまり辞書引きに集中しすぎて、肝心の勉強に集中できない、辞書引きで疲れてしまったということが頻繁に起こる。

誰でも経験があるのではないだろうか。英語の意味が分からないので、辞書を引いたものの、辞書を引くのに苦労して、文章に何が書いてあるか忘れてしまったといったことが。辞書引きに多くの労力が必要であるからといって、学習の効果・効率が良いとは限らないのだ。

また「すぐに調べられるか」という点で紙の辞書はかなり不利である。紙の辞書は重たくかさばる。常に持ちあるというわけにはいかない。辞書が置いてある部屋に取りに行くのは面倒なので「まぁいいか」となりがちだ。後で調べることにしたとしても、だいたい忘れてしまう気がする。それに比べて、手元にあることが多いスマホで意味を調べるのは「調べ学習」の理想形ですらある。

わからない英単語などは、スマホでサクッと調べて、必要があればQuizletなどを利用して単語カードを作り空き時間に覚えるのがよいだろう。スマホは語彙・単語を覚えるにはかなり便利なツールだ。逆に、数学はやはり手を動かさないと、何も始まらないので、紙に鉛筆がベストだと思う。もちろん、紙にこだわる必要はなくiPadApple pencilで書き込むというのでもよいと思う。

「ぼんやり」もしてはいけない

f:id:iDES:20200330212320p:plain

スマホで辞書引き

ぼんやりしている時よりひどい

前頭葉の発達が遅れる

スマホの使用は脳に悪影響を与える

この論法であれば「ぼんやり」するのもNGである。
四国新聞の記者は人生の一時も「ぼんやり」などしたことがないのだろう。なにしろ「ぼんやり」などしてしまったら、スマホほどではないかもしれないが、前頭葉の発達が遅れて脳に悪影響が出てしまうからだ。

新聞のアピール

f:id:iDES:20200330212332p:plain

新聞をわざわざこの時代に紙で取り寄せている家は家庭教育な熱心な傾向にあるため、それが成績にも影響しているだけである。

この特別号は、ゲームの害を伝えることから始まっていたが、いつの間にか、新聞を自画自賛する流れになる。

新聞は"情報の宝箱"

f:id:iDES:20200330212350p:plain

残念ながらこの特別号には多くの間違いがあるので「情報の宝箱」というよりも「間違いの宝箱」のように感じられる。いや、「間違い」も「情報」には違いないので、新聞の読み方を学習するには良い教材かもしれない。

結論 スマホを捨てて新聞を読もう

四国新聞の売り上げも伸びるしね。

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例

可決された条例が公開されたようです。

www.pref.kagawa.lg.jp

最下部のPDF

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例 https://www.pref.kagawa.lg.jp/somugakuji/kenpo/2020index/2020/0324gj24.pdf

ゲーム依存症条例のパブコメ「賛成意見の大半は同じ書式」原本を閲覧した議員が証言 香川(KSB)

www.youtube.com

香川県議会が3月18日に可決した「ネット・ゲーム依存症対策条例」のニュースです。 条例案について県民や事業者から意見を聞く「パブリックコメント」の原本を閲覧した議員がKSBの取材に応じ、2000を超えるとされた「賛成」意見の大半が同じような書式のものだったと証言しました。

ゲーム条例パブコメ「賛成」県議が疑念 「書体が同じ」(朝日新聞)

digital.asahi.com

香川県議会が18日に可決したネット・ゲーム依存症対策条例をめぐり、パブリックコメント(意見公募)の原本を閲覧した竹本敏信県議が、朝日新聞の取材に応じた。 賛成の「7割以上」は、名前の欄の配置などが同じで、「賛成します」「条例に賛成します」「賛同します」などとだけ書かれ、理由などはなかった。いずれもパソコンを使ったとみられ、文字の書体や大きさも同じだったという。竹本氏は「誰かが作り、『名前を貸して』と呼びかけたのではないか」と推測する。