井出草平の研究ノート

Stata

順序ロジスティック回帰分析をStata、Mplus、Rで行う-更新[Stata][Mplus][R]

順序ロジスティック回帰分析をStata、Mplus、Rで行う 以前のエントリの更新。 ides.hatenablog.com brant検定が通らない例を使っている。 Stata brant検定が走らない場合はfindit spost13_adoからspost13_adoをインストールする必要がある。 use https://www…

Stataにおけるlasso入門[stata]

blog.stata.com なぜlassoが興味深いのか? 最小絶対縮小選択演算子(lasso)はモデル係数を推定し、これらの推定値はどの共変量をモデルに含めるかを選択するために使用できる。lassoは結果予測や因果パラメータに関する推論に使用される。この投稿では、la…

無条件平均値代入法 Unconditional Mean Imputation [stata]

欠測値の補足方法の一つ。やっていることは変数の平均値を出し、欠損値の中に入れる、というだけである。 利点については以下のようなものが挙げられている。 簡単で直感的: 平均値代入法は非常に簡単で直感的な手法であるため、理解しやすく、実装も容易で…

Stataで潜在クラス分析を実行しBLRTを計算する[Stata]

Stataで潜在クラス分析をする方法を今まで2回エントリしている。 ides.hatenablog.com ides.hatenablog.com 以前のエントリでも書いているが、Stata標準機能(https://www.lightstone.co.jp/stata/capabilities_latent_class_analysis.html)の潜在クラス分析…

固定効果SEM・ランダム効果SEM[Stata]

SEMモデル内に観測されない異質性を組み入れることができる。これを行うために、我々は、観測されない潜在変数を使用する。 このモデルでは、潜在的なUは独立変数と相関し、従属変数に一定の効果を持つ。 . sem (U -> dg02i1, ) (U -> dg02i2, ) (U -> dg02i…

パネルデータ分析における固定効果およびランダム効果[Stata]

Sayed HossainさんのYouTube動画から。 www.youtube.com データはこちらからダウンロードできる。 https://bityl.co/E3kh 以下の手法でパネルデータを作成する。 プールドOLS回帰モデル 固定効果モデルまたはLSDVモデル ランダム効果モデル データ ここでは…

Stataにおける処置効果推定 その1[Stata]

blog.stata.com 処置効果推定量とは、観察データに基づき、ある処置が結果に及ぼす因果的な効果を推定するものである。 本日の投稿では、4つの処置効果推定量について説明する。 RA: 回帰調整 Regression adjustment IPW: 逆確率重み付け Inverse probabilit…

順序ロジスティック回帰分析をStata、Mplus、Rで行う[Stata][Mplus][R]

この更新は更新されています。 ides.hatenablog.com brant検定がうまくいかないデータで走らせたかったので、Richard WilliamsのGologit2で使用されているデータを使用した。 解析例は下記のPDF内にあるものと基本的に同じである。 https://www.stata.com/me…

順序ロジスティック回帰[Stata]

Stataでの順序ロジスティック回帰分析の方法について。 stats.oarc.ucla.edu 順序ロジスティック回帰 順序付きロジスティック回帰の例 例 1: マーケティング・リサーチ会社が、人々がファーストフード・チェーンで注文するソーダのサイズ(S、M、L、特大)に…

RStudio上のRを使う感覚でStataが利用できるパッケージ Statamarkdown[R][Stata]

RStudio上のRを使う感覚でStataが利用できるパッケージである。 www.ssc.wisc.edu はてなブログではチャンクオプションが表示できないため、原版と見比べながら学習してほしい。 Statamarkdown by Doug Hemken 2022-03-02 1 StataとR Markdown 1.1 はじめに …

アドヒアランスの指標であるMPRとPDCを計算するパッケージ[Stata]

The Stata Journalを読んでいたらMPRとPDCを計算するパッケージの紹介があったので、こちらで紹介しておこう。 https://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/1536867X19893625 http://www.lindenconsulting.org/stats.html NPRとは薬剤保持率(medication …

SPSS、SAS、StataのデータをRでインポート、エクスポートをする

SPSS、SAS、StataのデータをRでインポート、エクスポートをするhavenパッケージの紹介である。 havenパッケージはtidyverseを構成するパッケージの一つである。 他の統計パッケージのデータを読み込む有名なパッケージはforeignだが、RStudioブログによると…

Stata LCA プラグインを使用した潜在クラス分析 導入偏[Stata]

Stata15から標準機能で潜在クラス分析ができるようになっている。 ただ、基本的な機能しかないため、Stataの標準機能の潜在クラス分析は現在のところ実用に耐えられない。そこで、面倒な作業が必要になるが、Lanzaらが作成したStata LCA プラグインを使わざ…

潜在クラス分析の応答確率の棒グラフ[Stata]

Stataでは潜在クラス分析の応答確率の棒グラフが描ける。棒グラフというのは今まで見たことがなかった。不要な気もしないでもないが、説明するときにわかりやすいのかもしれない。 使用するのはmarginsとmarginsplotである。説明によると条件付き応答確率の…

潜在クラス分析[Stata]

Stataで潜在クラス分析ができるのでやってみた。 Stata15から標準機能で利用できるらしい。 Lanzaらのプラグインを使えばStata11から利用可能である。 www.methodology.psu.edu Stataの標準機能だと機能が足りないように思うので、Lanzaらのパッケージを結局…

ベイジアンロジスティック回帰分析・その3

HardinとHilbeのStata本にあるベイジアンロジスティック回帰分析の続き。今回は事前分布としてコーシー分布を使う方法についてである。 1回目エントリはこちら 2回目エントリはこちら Generalized Linear Models and Extensions: Fourth Edition作者: Jame…

ベイジアンロジスティック回帰分析・その2

HardinとHilbeのStata本にあるベイジアンロジスティック回帰分析の続き。前回のエントリはこちら Generalized Linear Models and Extensions: Fourth Edition作者: James W. Hardin,Joseph M. Hilbe出版社/メーカー: Stata Press発売日: 2018/06/28メディア:…

有病率の計算[Stata]

疫学調査で有病率を出す方法である。専門用語では母比率の推定という。日本語で母比率と言うとピンとこないが、英語だとpopulation rateなので、こちらの方が直感的に理解できるはずである。 Stataで有病率を推定する Stataではcii propコマンドを使用する。…

ベイジアンロジスティック回帰分析[Stata]

HardinとHilbeが書いたglmのStata本をちらちらと読んでいて少し気になったので、自分でも分析をしてみた。 Generalized Linear Models and Extensions: Fourth Edition作者: James W. Hardin,Joseph M. Hilbe出版社/メーカー: Stata Press発売日: 2018/06/28…

ベイジアンP値

重回帰分析 Stataでデータwomenwageを読み込む。女性の就労のデータのようだ。 . use http://www.stata-press.com/data/r16/womenwage.dta, clear 回帰分析をする。初めて使うデータで詳しくないし、詳しくないし、分析内容はわりと適当。有意になる変数と有…

相関係数の比較[Stata]

Stataでも相関係数の計算をしてみた。こちらのエントリ尺度水準に適した相関係数とシミュレーションをStataで行ったバージョンである。 データはこちらからダウンロード、もしくは下部にRでの作成方法を掲載しているので、そのままRで走らせると、dta形式の…

StataでLassoとリッジ回帰

Stata16でLassoが新しく使えるようになったそうだ。 https://www.lightstone.co.jp/stata/stata16_new.html#Lasso 僕はStataはあまり使わないので、新しいStataを入手していない。今手元にあるものはバージョン13で少し古く、標準機能でLassoはできない。た…