回帰分析
Lasso 回帰は、データに多重共線性が存在するときに、回帰モデルを適合させるために使用できる手法である。 簡単に言うと、最小2乗回帰は,残差2乗和 (RSS) を最小化する係数推定を見つける。 RSS = Σ(yi - ŷi)2 ここで Σ : 和を意味するギリシャ記号 yi: 番…
以前にStataでLasso、リッジ回帰の使い方は解説している。 ides.hatenablog.com 今回はRでの実行例について。 Lasso Regression Model with R code www.r-bloggers.com Tibshirani (1996) は、パラメータの選択と縮小のために、LASSO (Least Absolute Shrink…
brant検定がうまくいかないデータで走らせたかったので、Richard WilliamsのGologit2で使用されているデータを使用した。 解析例は下記のPDF内にあるものと基本的に同じである。 https://www.stata.com/meeting/4nasug/gologit2.pdf Stata 標準誤差をロバス…
Stataでの順序ロジスティック回帰分析の方法について。 stats.oarc.ucla.edu 順序ロジスティック回帰 順序付きロジスティック回帰の例 例 1: マーケティング・リサーチ会社が、人々がファーストフード・チェーンで注文するソーダのサイズ(S、M、L、特大)に…
こちらでの計算をMplusで検算する。 ides.hatenablog.com Mplus用のデータの書き出し insomnia<-read.csv("insomnia.csv",header=TRUE) insomnia<-as.data.frame(insomnia) head(insomnia) library(MplusAutomation) variable.names(insomnia) # 変数名を書…
Agrestiの本で示されている例を実行してみたい。 Analysis of Ordinal Categorical Data (Wiley Series in Probability and Statistics Book 656) (English Edition)作者:Agresti, AlanWileyAmazon コード集のみ、サプリメントとしてネット公開されている。 …
前回と同じく順序ロジスティック回帰モデルの話。今回はBrant検定を利用したパターン。 ides.hatenablog.com 使用するのはMASSパッケージのpolr関数。 www.rdocumentation.org データ library(MASS) data(housing) dat<- housing head(dat) Sat Infl Type Co…
idreの解説より。 stats.idre.ucla.edu 後半記載されているparallel slopesの検定だが、現在はbrantパッケージでできるのではないかと思う。そのうちエントリをいれるつもり。 はじめに このページでは、Rのporrパッケージを使って順序ロジスティック回帰を…
rpubs.com Kazuki Yoshidaさんによって作成されたものらしい。 farawayパッケージに含まれる半導体ウェハのデータを用いる。 library(faraway) data(wafer) plot(density(wafer$resist)) 結果は連続的なものだが、右に傾いており、常に正の値を示している。…
waferデータセットの読み込み library(faraway) data(wafer) waferデータセットを添付 attach(wafer) 半導体実験におけるウエハの感度のデータだ。 https://www.rdocumentation.org/packages/faraway/versions/1.0.7/topics/wafer x1 x2 x3 x4 resist 1 - - …
因子スコアを独立変数にして、重回帰分析にぶち込んだ論文がいくつか存在していることを知った。 Yakubu, Idahor and Isopa(2009) https://www.researchgate.net/publication/50194274_Using_factor_scores_in_multiple_linear_regression_model_for_predict…
中澤港さんの日記に書かれていたパッケージ(https://minato.sip21c.org/im3r/20210131.html)。 これを使うと,lmer()で使ったモデルが,そのままTeXのコードになる。LaTeXで論文を書いている人はそのまま取り込めるし,WordやLibreOfficeで論文を書いている…
以前のエントリーの続き。 ides.hatenablog.com 今回は交互作用を含むモデル。 独立変数(介入)と媒介変数は交互作用が生じることが多いので交互作用項を作成して分析に含めるか、連続変数の場合はセンタリング(参照)をした方がいいと言われている。タイタニ…
因子分析の二次因子のω係数を計測する。パッケージはsemToolsを使用する。 www.rdocumentation.org ω係数についてはこちら。 ides.hatenablog.com データ lavvanに同梱されているデータHolzingerSwineford1939を使用する。HolzingerSwineford1939を使用した…
www.youtube.com 簡潔な説明。 媒介項(Mediator)は、因果関係があり、結果の先だったものでなければならない。 調整項(Moderator)は、因果関係の結果であってはならない。
PROCESSはAndrew F. Hayesによって開発された媒介分析のマクロである。日本語情報は少ししか無く、英語では多く出てくるので、海外ではよく知られた分析ツールなのだと思う。PROCESSを使う媒介分析についても日本語の資料は数少ないが、海外では既に一般化し…
www.statmodel.com こちらのTable 8.29のケース。 もともとの推定は下記のエントリーで、こちらは最尤推定を行うモデルである。 ides.hatenablog.com ides.hatenablog.com アプローチ2 ロバスト重み付き最小二乗法 データはスタック形式、Analysis: estimato…
こちらのTable 8.22の例を解説する。コードとデータはリンク先のinpファイルを参照のこと。 www.statmodel.com 仮想データ。 モデル mは媒介変数、mxはmとxの間の相互作用項、xは2値の暴露変数である。 コード title: hypothetical potential outcome exampl…
こちらのTable 8.8の例を解説する。コードはリンク先のinpファイルを参照のこと。 www.statmodel.com データ 大学生女性の間でヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチン接種率を高めることを目的とした無作為化対照試験のデータを分析している。被験者は3つ…
Mplusで行うロジスティック回帰分析をブートストラップ500回の反復をするバージョン。 ides.hatenablog.com データやデータの中身については先のエントリを参照のこと。 title: logit regression for coalminers data: file =coalminer.dat; variable: names…
データの準備 AERパッケージのCPS1985データを利用する。 library(AER) data(CPS1985) d1 <- CPS1985 caretパッケージのdummyVars関数を用いて、factor型のものをすべてダミー変数化する。 library(caret) dummy <- dummyVars(~.,data=d1) d2 <- as.data.fra…
Mplusでロジスティック回帰分析をする方法である。炭鉱夫の年齢と炭鉱で働くと生じる健康被害の息切れの関係を推定した例を使用する。 解説するのはこちらの例。 https://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.367.3127&rep=rep1&type=pdf デ…
lavaanなどのSEMパッケージでも回帰分析ができるとは以前から知っていたが、具体的にどうすればいいのか知らなかったので調べてみた。 シミュレーションデータ AERパッケージの中のデータCPS1985を用いる。 賃金(wage)に対する効果を見る重回帰分析をデモ…
HardinとHilbeのStata本にあるベイジアンロジスティック回帰分析の続き。今回は事前分布としてコーシー分布を使う方法についてである。 1回目エントリはこちら 2回目エントリはこちら Generalized Linear Models and Extensions: Fourth Edition作者: Jame…
HardinとHilbeのStata本にあるベイジアンロジスティック回帰分析の続き。前回のエントリはこちら Generalized Linear Models and Extensions: Fourth Edition作者: James W. Hardin,Joseph M. Hilbe出版社/メーカー: Stata Press発売日: 2018/06/28メディア:…
Stata16でLassoが新しく使えるようになったそうだ。 https://www.lightstone.co.jp/stata/stata16_new.html#Lasso 僕はStataはあまり使わないので、新しいStataを入手していない。今手元にあるものはバージョン13で少し古く、標準機能でLassoはできない。た…
Rで共変量プロットを描く。 library(AER) data(CPS1985) fit <- lm(formula = wage ~ education + age + gender + occupation + union, data = CPS1985) summary(fit) 結果の表示。 Coefficients: Estimate Std. Error t value Pr(>|t|) (Intercept) -1.8654…
SPSSでもステップワイズ回帰をやっておこうと思う。 重回帰分析 データは先のエントリと同じくCPS1985を使っている。 通常通り線形回帰のダイアログボックスを表示させる。 方法を「ステップワイズ法」にすればステップワイズ回帰になる。 REGRESSION /MISSI…
ステップワイズ回帰とは説明する変数(独立変数)に何を入れれば、最も説明力が高いモデルが作れるかを自動的に考えてくれるという方法だ。日本語ではSASのJMPのページの解説がよさそうに思えた。 www.jmp.com PCで統計パッケージを使って行えば、自動的に最も…