井出草平の研究ノート

因子スコアを重回帰分析の独立変数にした論文

因子スコアを独立変数にして、重回帰分析にぶち込んだ論文がいくつか存在していることを知った。

Yakubu, Idahor and Isopa(2009)

https://www.researchgate.net/publication/50194274_Using_factor_scores_in_multiple_linear_regression_model_for_predicting_the_carcass_weight_of_broiler_chickens_using_body_measurements

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この式から分析方法が読み取れる。因子1と因子2の因子スコアを同じ重回帰にぶち込んでいるようだ。調整変数(コントロール変数)はないようだ。

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SPSSでデータ分析したらしい。

Keskin and Karaca(2011)

https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/09712119.2007.9706660

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こちらはMINITABで分析したらしい。 https://www.minitab.com/ja-jp/products/minitab/

疑問

この2つのやりたいことはわかるし、結果が大きく違うというわけではないのかもしれないが、方法論として間違っていると思う。これでは、主成分分析の数値を独立変数にして、回帰分析を行うのと大した違いはない。