井出草平の研究ノート

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アイザック・マークス「行動嗜癖」(1990)

行動嗜癖について初めて体系的に公に書かれた論文である。 マークスの最初の提案以来、アディクション研究分野では「行動嗜癖behavioral addiction」という言葉が支持された(Billieux et al.2015) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov Marks, I. 1990. “Behavioural (no…

ベルト・モリゾと摂食障害

山田五郎さんのYouTubeでマネはぽっちゃり好きで、ベルト・モリゾは痩せているという話があった。その時モリゾの写真が出たのだが、痩せているにも程があるだろうと調べてみると、やはり拒食症だったようだ。 鎖骨が写っているいれば一目瞭然なのだが、腕の…

LEAD基準

LEAD基準/診断について説明する機会が多々あったため、ロバート・スピッツァーが1983年にLEAD基準を提言した論文の該当箇所を翻訳することにした。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov Spitzer, R. L. 1983. “Psychiatric Diagnosis: Are Clinicians Still Necessary?”…

間接法による年齢標準化と信頼区間[R]

直接法はこちら。 年齢調整罹患率(age-standardized rates)の求め方の一つ。 ides.hatenablog.com 間接法により得られる値は、正確には年齢調整罹患率ではなく、期待値と観測値の比である。 対象とする地域(例えば市町村)の年齢階級別罹患率が、比較しよ…

ブルデュー『ディスタンクシオン』輪読会第27夜 覚書

ディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー作者:ピエール・ブルデュー藤原書店Amazon 旧版p.261の8行目から。 ハビトゥスの説明、分類であり分類する動的なもの 経済的・社会的条件(すなわち共時的・通時的にとらえられた資本の量と…

直接法による年齢標準化と信頼区間[R]

epitoolsパッケージを用いた直接法による年齢標準化(調整)率および「正確な」信頼区間の算出。 こちらの例から。 www.rdocumentation.org データはこの本からとられている。 Statistical Methods for Rates and Proportions (Wiley Series in Probability …

アンケートにおけるマルチアンサーの処理[Excel]

ウェブアンケートツール、例えば、Googleフォームで「チェックボックス」を指定して、マルチアンサー形式にした場合、一つのセル内に、選択したものすべてが表示される。 アカウントを持っているサービスをすべてチェック Google, Microsoft, Zoom Microsoft…

子どものネット依存脱却へ リアルなつながり、周囲の支えが鍵(毎日新聞)

mainichi.jp ほめることです。それも、子どもが具体的にしたことをほめる。ネット依存傾向の子どもたちは「私なんか」と自己否定感が強いです。「野菜が上手に切れたね」などとほめていくと自信につながり、目標を作り、実現しようという力が生まれるんです…

アスピン・オーセットの自己紹介動画

Espen Aarsethさんが何かを受賞した時のインタビュー。 www.youtube.com ノルウェーの人のようだ。北欧の人とか東欧の人の名前は基本、読めないのだが、YouTubeの普及で自己紹介動画や講演動画を見つけて確認できるようになった。 アスピンなのか、エスピン…

ブルデュー『ディスタンクシオン』輪読会第26夜 覚書

ディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー作者:ピエール・ブルデュー藤原書店Amazon 階級脱落と再階級化の弁証法的関係 あらゆる種類の社会過程の原理になっている階級脱落と再階級化の弁証法的関係は、関係しているすべての集団が…

カミュ『異邦人』と選択

小説は今の生活では読まなくなっているのだが、久々に小説を読んだので記念にエントリをしておこう。 読んだのは、アルベール・カミュ『異邦人』である。 異邦人 (新潮文庫)作者:カミュ新潮社Amazon カミュ自身、この小説を不条理の連作の一つと挙げているよ…

無料で使える日程調整ツール

無料で使える日程調整ツールのまとめ。 調整さん chouseisan.com サインアップをしておくと自分の立てた過去のイベントも閲覧可能になるので便利かも。 スマホでの入力にもレイアウトが対応している。 伝助 www.densuke.biz 調整さんほど有名ではないものの…