2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧
吉川徹『大卒と非大卒で二分する日本 格差の正体は「学差」にある』 http://www.gakuryoku.gakken.co.jp/pdf/articles/2009/10/p2-5.pdf ネットで読めるようなので記事紹介まで。 大阪大学の吉川徹准教授は、今の格差社会の主成分は学歴だと主張する。そして…
田中聡「境界性パーソナリティ障害の形成メカニズム」『精神治療学』24(8)にAD/HDと境界性パーソナリティー障害の関係についての文献障害紹介があった。両者は関係があるという報告があるとのこと。 成人のAD/HDの37%に境界性パーソナリティー障害…
AD/HDは他人へ迷惑をかけることはあまりない。本人が困るということはあっても、回りが迷惑だということは稀かもしれない。そういう意味では、AD/HDは問題なのではなく、AD/HDに並存する反抗挑戦性障害(ODD)が問題なのだという見方はできるだろう。 原仁,20…
ノンラベルの田井さんが本を出されたようです。 パスポートは特性理解作者: NPO法人ノンラベル・田井みゆき出版社/メーカー: クリエイツかもがわ発売日: 2009/08/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (1件) を見…
「教師が知っておきたい子どもの自殺予防」のマニュアル及びリーフレットの作成について 平成21年3月27日 児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議 児童生徒の自殺予防については、平成18年6月に成立した自殺対策基本法等の趣旨を踏まえ、平成19年3月…
悲しみの子どもたち―罪と病を背負って (集英社新書)作者: 岡田尊司出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/05メディア: 新書購入: 5人 クリック: 59回この商品を含むブログ (16件) を見る このタイプは男子に多く、男子の初等少年院などでは八割がADHDに該当す…
スウェーデンのユーテボリ(Göteborg)で行われた研究。発表は1997年。調査は1994年から開始されたもの。 T. Arvidsson, B. Danielsson, P. Forsberg, C. Gillberg, M. Johansson, G. Kjellgren, 1997 Autism in 3-6-Year-Old Children in a Suburb of Gotebor…
平成20年度の文科省の学校基本調査の速報が出たので、不登校の統計のアップデートをしておこうと思う。 長期欠席者数 (参考図表3,参考図表4参照) 平成20年度間の長期欠席者(30日以上の欠席者)のうち,「不登校」を理由とする児童生徒数は12万7千人(2千人…
根來秀樹,2009, 「不登校・ひきこもり考える」『こころの科学』146:114-9 ここ数年、不登校やひきこもりの子どもや青年が外来を訪れるたびに、その背景にある疾患を診断することにかなりの比重を置いてきたように思う。 その一番大きな理由は、社会不安障害…