吉川徹『大卒と非大卒で二分する日本 格差の正体は「学差」にある』 http://www.gakuryoku.gakken.co.jp/pdf/articles/2009/10/p2-5.pdf
ネットで読めるようなので記事紹介まで。
大阪大学の吉川徹准教授は、今の格差社会の主成分は学歴だと主張する。そして、日本の社会は大卒層と非大卒層で分断された「学歴分断社会」になっているとも指摘している。現在、50歳以下の4割が大卒層(短大卒含む・専門学校卒含まず)で、近い将来には5割まで達する。吉川准教授は、日本社会はこの学歴の差で構成され、その「学差」こそ格差の正体に他ならないと強調する。
「日本の若者たちは、高校を出るときに『大卒』あるいは『非大卒』という人生の切符を渡されますが、その切符で人生のチャンスやリスクや希望が大きく左右されるんです。この仕組みを高校の先生たちにもっと知って欲しい」と、訴える吉川准教授に、学歴分断社会での進路指導のあり方を尋ねた。
http://www.gakuryoku.gakken.co.jp/pdf/articles/2009/10/p2-5.pdf
興味を持たれた方には是非こちらの本も読んで欲しい。新書はこの本を易しく書き直したという感じの内容。
- 作者: 吉川徹
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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