薬理

構造方程式モデリングによる構成概念の因果関係[R]

今回扱うのは構造方程式によって作成した概念の因果を検証するモデルである。 データ lavaanに同梱されているPoliticalDemocracyを使用する。詳細はこちらのエントリ。 y1 1960年の報道の自由に関する専門家の評価 y2 1960年の政治的反対運動の自由 y3 1960…

ゲーム・食事・セックス・薬物のドーパミンの放出量の比較

以前のエントリの補足エントリ。ドーパミンの放出量を比較した表についての補足。 ides.hatenablog.com ゲームと覚醒剤は同じだという主張がある。薬の作用は投与量体重やヒト/サル/ラットなどによっても異なり、脳の計測箇所によっても条件が違うため、単純…

神経伝達に対する薬物の影響

アメリカ連邦政府機関である国立薬物乱用研究所(National Institute on Drug Abuse)の資料の翻訳。 Impacts of Drugs on Neurotransmission https://www.drugabuse.gov/longdesc/impacts-drugs-neurotransmission 神経伝達物質 中枢神経系の分布 影響を受け…

トリンテリックス(ボルチオキセチン)と性機能障害

トリンテリックス(ボルチオキセチン)について一つ気づいていなかったことがある。下記の記事を読んで気付いた。 www.mdmag.com 性機能障害が他の抗うつ薬に比べて低いという補足記述が2018年10月22日にFDAに受理されたという記事である。 研究 元になった研…

トリンテリックス(ボルチオキセチン)のレビュー

トリンテリックスが11月27日発売ということなので、トリンテリックスのレビュー論文を簡単に紹介しておこう。適応の大うつ病性障害以外に全般性不安症にも使用されている。 トリンテリックスのレビューはなぜかたくさんあって、適切なものを選ぶのが難しい。…

トリンテリックス(ボルチオキセチン)と高齢者のうつ病

11月に新しい抗うつ薬トリンテリックス(一般名:ボルチオキセチン)が投入されるようだ。効果はSSRI+リフレックス的な効果で、忍容性が高い(継続率70%)ということのようだ(トリンテリックス | kyupinの日記 気が向けば更新)。 新規の抗うつ薬が登場しても…

抗コリン作用への対処法

イントロダクション 抗コリン作用は抗うつ薬の副作用として生じる。抗コリン作用によって強い副作用が出るため、服薬を続けることができないことがあり、うつ病の治療において大きな問題となっている。 短期間であれば耐えられる程度の副作用だったとしても…