大阪大学でICT教育を取り上げている授業でのまとめ。2018秋、2019春と以前に2回エントリを入れているのでそちらも参照のこと。
スタディプラス
今までなぜか登場していなかったアプリ。超有名。
受験勉強の際に自身の勉強時間の管理ができる。臨床心理学でいう「認知療法」である。一般的には「見える化」などの一部だろうか。
また、同じ志望校の人たちがどのくらい勉強しているかなどもわかるので、合格するための勉強時間のベンチマークとして使えるアプリである。受験生にオススメ。
大学になったら要らないかも。
HiNative
onna と onna no hito はどう違いますか? 説明が難しい場合は、例文を教えて下さい。
という質問に対して下記の回答が返ってくる。
onna = woman no = of hito = human| people | person onna no hito = a polite word for "woman"
【onna】 と 【onna no hito】 はどう違いますか? | HiNative
知恵袋などよりもよほど信頼性が高い、とのこと。
Spotify
言わずと知れた超有名アプリだが、英語学習用のポッドキャストがあるらしい。
これはかなり興味深い。
Reverso
Google翻訳的なもの。スマホのアプリも存在している。
Google翻訳は言語によってはダメダメなので、Reversoが役立つときもあるとのこと。
機械翻訳は毎日使っているので、試してみたい。
DROPS
多言語に対応した言語習得アプリ。おもしろそうなので少し使ってみたい。
アラビア語検索エンジン アラジン
アラビア語専攻の学生が2名いたため、アラビア語関係のアプリ・サイトがいくつかあがった。
アラジンというのは、オンラインのアラビア語-日本語の辞典のようである。
アラジンのすばらしさは、アラビア語との関係がない人にはあまりピンとこないので、こちらのブログエントリを参照してもらうとわかるかもしれない。
日本語-英語は学習環境が整っているが、アラビア語となると、あまり環境が整っていないので、いろいろと苦労するのだろう。
Arabic Almanac
apps.apple.comこちらも辞書。詳しくないので不確かだが、アプリの説明によるとアラビア語の有名な辞書Hans Wehr辞書のオンライン版だそうだ。アラビア語を勉強する人にとっては、紙の辞書を持ち歩かなくてもいいので、かなり便利だろう。
僕のおすすめ
前回、前々回として出しているので枯れてきているが、思い当たるものをあげてみよう。
Dropbox Paper
共同作業のプラットフォーム。文書作成が主たる機能。GoogleのG Suiteが最も使われている分野だが、個人的にはDropbox Paperの方が優れていると思う。
Markdown Preview Enhanced
AtomエディタとVSCodeのエクステンション。作者はイリノイ大学のYiyi Wangさん。 AtomエディタやVSCodeを使っていないと、使えないのだが、このエクステンションのためにAtomの導入をしてもよいくらいだと思う。このエクステンションを使うようになってから、Wordで文章を書くのが、ひどく煩雑で、バカらしくなる感じている。
Wangさんによれば、RStudioを参考に、このプラグインを作ったのだとか。Rのプログラムが走らないことを除けば、このアプリの方が優れたものに仕上がっている。
RStudioは文章が打ちづらく、エディタに作られている他のエクステンションも使えないので、編集はAtomの方が圧倒的に使いやすい。
AtomからRが操作できれば最強なのではないかと思う。
Thesaurus.com
オンラインの英語の類語辞典。割とよく利用している。英文を書く上でシソーラスは必須。
Pronounce Names
人物の読み方を調べるサイト。英語圏ではない人の名前が論文の著者にあるときが多いので、割と使っている。同種のサイトもあるので、併用すると良いと思う。Google検索で名前 Pronounce
、名前 How to Pronounce
とかでもOK。
Tables Generator
Markdown利用者は限定されるかもしれないが、Markdownのエディタは表づくりがあまり得意ではない。Excelのセルをコピーして貼って使えるところがよい。非常に便利。LaTex、HTML、Wiki形式にも対応している。
R-bloggers
統計学による分析にRを使っている人限定だが、かなりレベルが高いサイト。よく知らないが、プラグラミングのQiitaみたいな存在なのかもしれない。
guru
アウトソーシングのマッチングサイト。人力なのでもちろん有料。
勉強というより、仕事に使うサイトだろう。一般的な英語の校正であったり、アカデミック・ライティングの校正を請け負っている人がいるので、英語のアウトプットを出すときには利用するといいかもしれない。日本の業者の校正があまりよいと思ったことがないので、それよりは、guruの中でスキルの高い人を探してみる方がよいと思う。
以前紹介したgrammarly(https://app.grammarly.com/)にも、アウトソーシングで英文校正をしてもらう機能がある(有料)。grammarlyでの校正は非常に手軽という利点はあるが、人が選べないのと、クオリティ的に多少、難ありと感じることもあるので、guruも利用した方が良いと思う。日本語論文のアブストレベルであれば、grammarlyでも十分。
僕は英語しか使わないので英語に関してしか知らないが、guruであれば、その他言語への翻訳や校正をしてくれる人もいるように思う。