引きこもり更生施設裁判「NHKディレクターにも殴られた」


長田百合子氏(死亡者を出したアイメンタルスクール杉浦昌子氏の姉)が運営している「長田塾」に強制的に拉致された青年が起こした裁判での証言より。当時、長田塾にはドキュメンタリー撮影のためにNHKが入っていたようだが、そのNHKのディレクターに青年は殴られたと証言をしている。中立である報道の人間が「ひきこもり」であるという理由で青年を殴っていたことになる。

「名古屋・引きこもり更生施設裁判 暴行被害少年が法廷証言「NHKディレクターにも殴られた」
長田百合子氏のもとから脱走」
『週刊ポスト』2006年09月15日,52-3.

 Aさんの証言に法廷がどよめいた。
 「NHKのBさんが僕に詰め寄ってきて出会い頭に一発、頭を殴られました」


 法廷で名前が挙がったB氏は、その長田氏の更生指導のさまを題材にしたドキュメンタリー番組を制作したNHKのディレクター(当時)である。同番組の大半はAさんの成長ぶりを追ったもので、顔にモザイク等をかけることなく、01年11月23日の『ホリデーにっぽん』(総合)で放送された。


 番組を観る限りでは、Aさんが主張するような暴力行為は見受けられない。だが、カメラが回っていないところで「暴力」を受けていたと主張するのだ。


 01年9月25日。スパルタ主義の寮生活に耐えられなくなったAさんは、寮を脱走したが、長田氏の説得により一転、寮に残らざるをえなくなる。
 翌日の早朝、Aさんは再び脱走し、電話で母親に退寮を懇願。名古屋駅で落ち合い、一緒に帰ることを約束する。だが、駅に現われたのは、NHKのディレクターB氏だった。
 この時の様子を、冒頭の言葉に続け、Aさんは法廷でこう証言した。
「すぐに首根っこを掴まれ、引きずられるようにしてタクシーに乗せられた。そして寮まで戻されてしまったのです」
 さらに、寮に戻るとB氏はAさんに正座を命じ、再び拳骨で殴ったとAさんは主張する。

「(Aさんを迎えに)名古屋駅に母親と同行したのは事実です。でも、それは母親から連絡を受けてのこと。暴力をふるった事実はありません。私が暴力をふるうメリットがありません。殴ってはない」
 NHK広報局も同主旨の回答だった。
 だが、そのB氏とともに駅にいたAさんの母親は、こういう。
「息子から『寮を抜け出した』という電話をもらい、名古屋駅で待ち合わせる約束をした後、長田さんから『息子が逃げた』と連絡がありました。この時、私は長田さんに(息子と)待ち合わせしていることを隠せませんでした。すると、長田さんは『私は福井県で講演があるから代わりにBさんを行かせる』といったのです。名古屋駅で、Bさんは息子を見つけるなり頭に平手打ちを一発食らわし、『バカヤロー』と怒鳴って無理やりタクシーに乗せました」
 母親の話によれば、B氏は、「母親からの依頼」ではなく、「長田氏の依頼」でAさんを連れ戻したことになる。


これはひどい


参照:長田塾裁判:長田百合子氏、法廷で証言 NHK記者に“連れ戻し”依頼不登校新聞 Fonte)