井出草平の研究ノート

「警察を呼んでくれ」夫は叫び、妻は遺書を書いた 低年齢化するゲーム障害「さらに加速する」と専門家(東京新聞)

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きっかけは小学6年の春休み。中学の合格祝いに与えたパソコンだった。
埼玉県の奥村幸恵(45)=仮名=の長男は、わずか1年で戦闘系のオンラインゲームにのめり込んだ。
毎晩9時。自宅のWi—Fiが強制的に切れ、ゲームができなくなると、長男は「あと30分延長して」と求めてくる。断る夫と口論になり、やがて暴れるようになった。
2階からいすを投げ落とす。居間のテレビ、台所のクッキングヒーターと、手近の物をたたき壊す…。
幸恵は髪をつかまれ、足蹴あしげにされた。あざが絶えず、遺書さえ書いた。
「警察を呼んでくれ」。ある夜、夫が長男を押さえながら叫んだ。幸恵は震えながら110番した。