井出草平の研究ノート

シノドス「ゲームは学力を低下させるのか――香川県のゲーム条例について」田中辰雄 / 計量経済学

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結論から言うと、条例でプレイ時間を制限する案は良い方法とは思えない。それよりは子供にゲームについて自分でルールをつくらせ、それを守らせる方がよいだろう。

それより有効なのは子供にゲームのプレイについてルールをつくらせることである。ルールは何でもよいだろう。条例の通りに平日1時間、休日90分でもよい。時間帯を区切り、夜10時過ぎたらゲームを止めるでもよいし、帰って1時間勉強してからゲームをするでもよいだろう。定期試験の前1週間はゲームを止めるでもよい。成績と連動させて一定の成績を維持できるならゲームをしてよいというルールも考えられる。

自己管理ができる子は適切なゲーム時間を自分で決められるし、勉強も能動的にできる、という結論。ロジックに隙がない。ゲームを教材にして自己管理能力を向上させよ、ということか。