香川県弁護士会が「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」に反対の声明をだしたようだ。
声明の趣旨 当会は、「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」の廃止、特に本条例18条2項については即時削除を求める。
本条例18条1項は保護者に対し、子どもの年齢、各家庭の事情等を考慮してルールづくりを行うよう求めているが、他方でルールの根幹を為す使用時間(1日当たりの使用時間、夜間の使用制限)については、同条2項において「目安」という表現こそ用いられているものの、実際には一律の具体的数字を提示した上でルールづくり及びその遵守を求めるものであり、同文言は、家庭内のルールづくりにおける保護者の裁量行使を委縮させ、子どもの具体的意見がルールづくりに反映されることを妨げるものであって、本条例18条2項の規定は、実質的に子どもの権利条約12条が子どもが意見を聴取される権利を保障する趣旨に違背するものである。