拒食症・過食症とは―その背景と治療法 専門家・家族・本人の協力で克服へ
- 作者: 生野照子,新野三四子
- 出版社/メーカー: 芽ばえ社
- 発売日: 1993/05
- メディア: 単行本
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家族会・自助グループについての実践記録と説明が詳しい。良い本だと思う。大阪市立大学に併設された家族会「あゆみの会」と自助グループ「たんぽぽ」についての紹介がある。
自助グループ「たんぽぽ」のスタンスを示す文章から引用。
会を始めるにあたって
本日はたんぽぽの会ミーティングにようこそお越し下さいました。たんぽぽの会には次のようなとりきめがあります。〔ご一緒にお読み下さい〕
- ミーティングの参加者は匿名性が守られます。名前を言いたくなければ言わなくてもかまいません。
- たんぽぽの会には指導者も治療者もいません。参加者は同じ病気を経験しているものとして、それぞれの経験を語り合いましょう。
- ミーティングで話された個人の秘密は、お互いに守り合いましょう。また、話したくないときには、話さなくてもかまいません。
- ミーティングで話されたことは、自分にとって必要なことだけ持ち帰り、不必要なことはこの場に置いて帰りましょう。
- 現在、治療機関にかかっている人は、会に参加していることを治療者に伝え、了解を得ておきましょう。
- 事務局スタッフは、記録や事務連絡のため同席しますが、原則としてミーティングには口を差しはさみません。
- ミーティングは毎月第二土曜日の二時から四時までです。方法は、時間を二つに分けて、半分を自由な話し合い、半分をテーマに沿った話し合いとします。
- ミーティングの司会者は、毎回、初参加者と前回司会者を除いた人の中からジャンケンで決めます。
- 会ではニュース「たんぽぽ」を発行しています。現在お世話係は次の方々です。
たんぽぽの会が少しでもあなたのお役に立てることを願っています。