対応のあるt検定に対応したノンパラメトリック検定。ウィルコクソンの順位和検定Wilcoxon rank-sum testとは異なる。
ウィルコクソンの符号順位検定 Wilcoxon signed-rank test
wilcoxon.test (variable1, variable2, Paired=TRUE)
Wilcoxon W検定統計量は、単純に最小の順位の合計だが、p 値(Asymp.Sig)を計算するために、Rは標準正規分布の近似を使用して、結果の p 値を出す。結果のp値この近似は、正確な検定がより信頼できるような小さなサンプルの場合には信頼性に欠ける。サンプルが少ない場合は"exact=FALSE"を"exact=TRUEに"変更する。フィッシャーの正確確率検定Fisher.test()と同じような要領である。
エフェクト・サイズ
絶対的な(正の)標準化検定統計量zをペアの数の平方根で割ってエフェクト・サイズをだすこともできる。Rでは標準化検定統計量を出力されないが出力のp値を使って計算できる。
test<-wilcoxon.test(variable1 , variable2, paired = TRUE,exact=FALSE) ## 標準化したz統計量を計算し`Zstat`に格納。P値は`test$p`で呼び出せる。 Zstat<-qnorm(test$p.value/2) ## エフェクト・サイズの計算 abs(Zstat)/sqrt(! enter pair number)
ウィルコクソンの順位和検定Wilcoxon rank-sum test / Wilcoxon-Mann-Whitney検定
参考までに対応のない検定の方も。Two-sample testである。"Paired=FALSE"はデフォルトなので指定しなくてもよいが、明示的にするために書いておこう。。
wilcox.test(variable1, avariable2, Paired=FALSE)
データを指定する場合の書式。
wilcox.test(variable1 ~ avariable2, data=data)
参考
https://www.sheffield.ac.uk/polopoly_fs/1.714576!/file/stcp-marquier-WilcoxonR.pdf