プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/11/20
- メディア: 新書
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福岡伸一『プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)』を読む。タンパク質の変異を原因とするプリオン説とウィルス説の2つを取り上げ、定説とされているプリオン説の弱点とウィルス説の可能性を論証する本。牛を食べていいか食べていけないかという本ではない。一つ一つの事実を丹念に論証していく姿勢が勉強になる。非常に面白い。
社会学は社会科学にカテゴライズされ、科学の一員にもかかわらず、結論を初めに決めて事実を都合良く解釈していく研究が多い。社会学が自然科学から学ぶことはまだまだ多いようだ。