殺害された英一郎さんが中学生のころから壮絶な家庭内暴力を繰り返していたこと、被告の妻が息子の暴力が原因で29年前からうつ病を患っていたこと、被告の長女が5年前に自殺していたことなど、崩壊した家族の状況が明らかになった。
自閉症を抱えた家庭ではよくあるパターンのように思える。
小島准教授「子どもに対しては、『家庭内暴力が起こしたらしかるべきところに通報する』と毅然と宣言しないといけません。英一郎さんにとって『殺すぞ』という威嚇は武器だったのだと思いますが、第3者が入ってそれはダメだと教えないといけない時期にそれができなかった。被告は自分が助けることはあっても助けてもらったことは皆無だったのかもしれません」