井出草平の研究ノート

鉛筆で文字が書けない、考えずに答えを選ぶ‥‥ 急速に進むデジタル学習に高まる現場と保護者の不安(東京新聞)

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不安の声は家庭からも。さいたま市の島田香織(48)=仮名=は、人工知能(AI)を搭載した「AIドリル」に不信を抱く。算数などの反復練習用ソフトで、小学4年の長男が宿題で与えられている。 紙の算数ドリルなら、計算の経過を鉛筆で余白にメモしながら解き進む。香織が後から見れば、間違えた原因が分かった。 だが、AIドリルは計算の経過を記すことができない。解答を選択肢から選ぶだけの問題も多い。 香織は「長男が考えずに適当に答えを選んでいる」と懸念。「学力が付くとは思えない。紙のドリルの方が良かった」と嘆く。