- 平間一樹・大塚祐輔・横田賀英子・和智妙子・渡邉和美,2019,「犯行前の意思決定行動に基づく強姦事件の犯人の分類」『犯罪心理学研究』56(2): 1-14.
潜在クラス分析
左の項目が観測変数である。比較的うまく分かれている印象である。
潜在クラスと犯行行動の関連
潜在クラス分析を行い、クラス所属を外部出力し、クロス表分析をしているようだ。犯行行動をDistal Outcomesとして分析した方が良かったのかもしれない。Distal OutcomesがカテゴリカルなのでLanza, Tan and Bray(2013)の方法をとることになるだろう。MplusでいうDACT法である。
- Lanza S. T., Tan X., & Bray B. C. (2013). Latent Class Analysis With Distal Outcomes: A Flexible Model-Based Approach. Structural Equation Modeling, 20, 1-26.
Lanza, Tan and Bray(2013)の方法だと出力はオッズ比になるので参照カテゴリの設定など、表記が難しくなる。多少、値が正確でなくとも、クロス表分析の方が読み手には伝わるので、どういう方法がよいのか迷うところだ。