Handbook of Psychotherapy for Anorexia Nervosa and Bulimia
- 作者: David M. Garner,Paul Garfinkel
- 出版社/メーカー: Guilford Pr
- 発売日: 1984/11/16
- メディア: ハードカバー
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8月4日に注文して今日到着。
原因はハードカバーだったため、運送費が高く船便になったのではないかと思う。
かなり前の注文なので、なぜ注文したのかも忘れてしまっていたが、拾い読みをしてると思い出した。Overeaters Anonymous関係で「節制」モデルについて書かれている章があった。その他、本の名前にもあるように「精神療法」各種や自助グループについての章などもある。$2.15はお買い得。
追記:
Overeaters Anonymousは「節制」(abstinence)モデルであり、内観療法は「自罰」(punitive)モデルである。これはそのまま「ひきこもり」に対する社会参加支援にも移し替えて見ることが出来る。内観療法とは一言で言うと、効果的に説教をすると言うことなるが、そもそも内観で得られるようなものは「ひきこもり」の当事者や摂食障害の当事者には、誰よりも分かっていることなのではないかと思う。そして「節制」に関しても「節制」の破綻を「節制」によって解決しようというのが疑問の余地がある。
社会学では近代の矛盾は近代の方法で解決するというギデンズをはじめとした考え方がある。ただ、それは合理性の破綻として出てくる非合理性をリプログラムするという含意を持つ。「節制」の破綻を「節制」モデルでコントロールすることとは全く違ったものであることは確かだ。