井出草平の研究ノート

NHKこころの相談室 摂食障害 〜あなたの悩みに答えます〜

生野照子さん(神戸女学院大学 教授)
http://www.nhk.or.jp/fnet/arch/tue/40615.html

私自身の価値は「やせること」であり、それが他の人より唯一の優越感でありました。また、体重として数字化されることで、低くなればなるほど、ほかの人にはできないすごいことという認識も生まれていました。


体重の物象化、計算可能性・・・社会学の中に幾つか引っかけられる議論は存在する。引っかけてどうするかは不明。今のところ意味はない。

ただ問題は、死亡率が7%という精神科疾患にしては異常に高い死亡率と、体に残ってしまう合併症。危険な山なんです。

死亡率が7%。9%というデータもどっかで読んだ。どこだっけ?DSMには「神経性無食欲症の長期的死亡率は,大学病院に入院した者では10%以上である」と書かれている。