井出草平の研究ノート

斎藤環さんを「ひきこもり利権で小銭稼いでる精神科医のおっさん」と非難していた増田が「斎藤さんの言っている内容は正論」と認めるまで(はてな匿名ダイアリー)

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ブコメでも薦められてましたが、斎藤環著『中高年ひきこもり』は僕も読みましたがお勧めです。過去に実家の弟の引きこもり問題がひどかったころは「なにを悠長なこと言っているんだコイツは」とキレてたものですが苦笑、すべてが終わってみると斎藤さんの言っている内容は正論でした。ただあれに書いてある内容を親御さんが実行するのは想像以上にキツイだろうし、多くの家庭はその途中で断念しているんだろうなとも思ってます。

手っ取り早い方法を選んでしまうのは仕方ないことことだが、失敗した話しか聞かない。 斎藤環さんを「ひきこもり利権で小銭稼いでる精神科医のおっさん」と非難していた増田が、「すべてが終わってみると斎藤さんの言っている内容は正論でした」という話。

中高年ひきこもり (幻冬舎新書)

中高年ひきこもり (幻冬舎新書)

  • 作者:斎藤 環
  • 発売日: 2020/01/30
  • メディア: 新書

個人的には、オープンダイアローグを経たのちの斎藤さんひきこもり支援法は一段階洗練されたように思う。

「親御さんが実行するのは想像以上にキツイ」というのは、家族として理性的に対応するのは難しいためだと思う。 そのために、第三者の助けが多くの家族では必要なのも間違いない。
三者の助けというのは、第三者に解決してもらうのではなく、家族が解決できるようにコーチングしてもらうということで、家族を支援主体に変化させることが何よりも重要なこと。
このことが、理解されていないケースが多いように思う。

ひきこもり利権で小銭稼いでる精神科医のおっさん

こんな精神状態で年末年始にはてぶであがってたNHKの「ひきこもり新聞」の特集を読んだときは発狂しそうになった。あのひきこもり利権で小銭稼いでる精神科医のおっさんがインタビューに答えてるんだけど、テレビやラジオではあの引きこもり対策団体をボロクソいってたくせに、あの団体の成果も実は認めてるんだよね。あいついわく「ああいう支援は一部の人には有効なんです。それは事実。僕が反対する理由は、有効性はあるかもしれないが、失敗事例が目も当てられないから。」だってさ。少しはひきこもりに悩まされてる家族のこととか考えたことある???俺の母親なんてここ1年は家じゃほとんど眠れずストレスで血尿でてるんだぜ?ひきこもりのクズの人権守るためには周りの家族なんてどうでもいいんか???
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