井出草平の研究ノート

スマートフォン・アディクション・インベントリー Smartphone Addiction Inventory (SPAI)

journals.plos.org

  • Lin, Y.-H., Chang, L.-R., Lee, Y.-H., Tseng, H.-W., Kuo, T. B. J., & Chen, S.-H. (2014). Development and Validation of the Smartphone Addiction Inventory (SPAI). PLoS ONE, 9(6), e98312. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0098312

SPAIの開発

物質関連障害とインターネット中毒の経験を持つ2人の精神科医、LinとChangは、26項目のChen Internet Addiction Scale(CIAS)を「スマートフォン嗜癖」評価用に修正した。CIASの修正版の心理測定研究は、LinがChangの許可を得て行い、探索的因子分析により5つの下位尺度が同定された[5]。「インターネット」という用語は「スマートフォン」に変更された。北京語版の尺度は、専門家委員会によって最終的に修正された。最終的な改訂は以下の通りである。(1) 項目4と6は、12項目のProblematic Cellular Phone Use Questionnaire [10] の意味的に類似した項目2と3に置き換えられた。これは、元の項目が単に「スマートフォン使用」を「インターネット使用」の代わりに使うだけでは意味を成さないためである(2)。また、スマートフォン利用の特殊性から、項目21の「道路横断時にスマートフォンを見る、運転中や待ち時間にスマートフォンをいじり、危険にさらされる」を尺度の末尾に追加した(3)。項目 23 では、元の「睡眠時間を削ってネットする時間を増やすことが習慣になっている」を「スマートフォンを使うことが習慣になり、睡眠の質と総睡眠時間が減った」として文章を修正した。(4)項目25については、"インターネットをするため、いつもの時間に食事ができない "を "スマートフォンの携帯性 "という従来のパソコンによるインターネット利用とは異なる特性に合わせて修正したものである。SPAIは、26点から104点までの範囲で、1=強く反対、2=やや反対、3=やや賛成、4=強く賛成の4段階で評価するよう被験者に求めた。

日本語

日本語翻訳は見つけることはできなかった。

CIAS

Chen Internet Addiction Scale(CIAS)がベースになっている。CIASはこちら。

https://psycnet.apa.org/record/2004-10292-005