井出草平の研究ノート

福岡・小1殺害 「育児に悩んでいた」


福岡・小1殺害は母親が犯人だったが、動機は「育児に悩んでいた」。そして、殺された富石弘輝くんは発達障害であったようだ。

弘輝君は軽度の発達障害があったとされ、小学校では特別支援学級に通っていた。同級生の母親は入学式の後のクラス懇談会で、あいさつした時のことをおぼえている。「(薫容疑者は)最後にあいさつし『うちの子は落ち着きがないところがあるので、迷惑をおかけすることがあるかもしれません』と泣き出しそうな顔で話していた」という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000036-mai-soci

 関係者によると、弘輝君は一つのことに集中できなかったり、突然走りだすなど予想できない行動を取ったりすることがあり、通学先の市立内浜小学校では特別支援学級に在籍。登校をいやがることもあったといい、薫容疑者は自分の体調不良もあって悩んでいる様子だったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080922-00000073-san-soci


発達障害の子供を抱える親にはかなりの負荷がかかる。今回の犯行の要因の一つはそこにあるだろう。このような事件を防ぐためには、支援の充実というとになるのだが、特別支援学級に通級していたというので、それでもまだ不十分ということを示しているのかもしれない。支援一般に言えることだけども、親・支援者など本人の周りにいて支える人たちのケアも非常に重要だと思われる。