リフレクシヴ・ソシオロジーへの招待―ブルデュー、社会学を語る (Bourdieu library)
- 作者: ピエール・ブルデュー,ロイック J.D.ヴァカン,水島和則
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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ブルデューの翻訳書の新刊。reflexivity*1の本。セミナーなどの翻訳書であるようだ。
未読なのでよく分からないが、ギデンズ的な再帰性についてのものというより、グールドナーが言っていた「自己反省の社会学」(reflexive sociology)の方が近いような気がする。題名がそうだからという根拠しかないが。ちなみにグールードナーの本はこちら。
- 作者: Gouldner
- 出版社/メーカー: Basic Books
- 発売日: 1980/03/13
- メディア: ペーパーバック
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グールドナーが言いたかったことというのは、実証主義批判、また、その実証主義の足場である「方法論的二元論」であったと記憶している。社会学者=観察者としての特権的な位置を退け、理論と個人的現実感の融合した社会学の創設が彼の目的であった。ミルズなどにも通じる所がある。ちなにみに、ミルズはグールドナーを頻繁に引用する傾向がある。