井出草平の研究ノート

現代人に広まる「デジタルため込み症」 自己診断のための10項目(Forbes)

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元論文 - Wang, H., Miao, P., Jia, H., & Lai, K. (2023). The Dark Side of Upward Social Comparison for Social Media Users: An Investigation of Fear of Missing Out and Digital Hoarding Behavior. Social Media + Society, 9(1), 205630512211504. https://doi.org/10.1177/20563051221150420

元論文SNSの話をしている。

デジタル時代になり、デジタルファイルを溜め込み、ストレスや障害を引き起こす行動と定義されるデジタル・ホーディング行動が増加している。しかし、デジタル・ホーディングの原因や心理的カニズムについてはほとんど知られていない。この研究ギャップを解決するために、本研究では、ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)利用者のデジタル・ホーディング行動の原因と心理的動機づけに関するモデレート媒介モデルを提案し、オンライン質問紙法を用いて実証的に検証した。SNS利用者計556名を対象にオンライン調査を行った。その結果、この種の社会的比較が個人のデジタル・ホーディング行動を増加させ、この効果を逃すことへの恐れ(FoMO)が媒介することが明らかになった。さらに、この比較とFoMOの関係、およびFoMOとデジタル・ホーディング行動の関係は、特性的貪欲さが高いSNSユーザーほど強くなるように、特性的貪欲さが調節していた。本研究は、SNSを介した上方比較とデジタル・ホーディング行動との関係における作用心理学的メカニズムや境界条件の理解を深めるものである。

特性的貪強欲 dispositional greed が調整moderateしていたようだ。